「一日信用取引」特別企画 番外編 兼業トレーダーぽんすけ スペシャルインタビュー

サラリーマン兼デイトレーダーのぽんすけ氏。兼業トレーダーとして取引するメリットやデメリット、限られた時間で利益を上げる取引手法に迫った。

株と仕事と家庭のバランスを大事にするようにしています

毎日どのようなスケジュールで取引しているのでしょうか?

取引は仕事に行く前の50分間だけと決め、持ち越しはせずに時間内で完結するようにしています。

また、情報収集も朝の時間だけ行うようにしています。あまり株に偏り過ぎてしまうと、仕事や家庭と上手く両立できなくなってしまうためです。

僕は株が大好きなので、どうしても頭の中が株のこと一色になりがちなんです。そうなってしまうと、仕事や家庭のことがおろそかになってしまうため、株だけに熱を入れ過ぎないように意識して、株と仕事と家庭のバランスを大事にするようにしています。

取引で失敗した時は建玉を持ったまま出勤してしまうこともありますが、そういう日は仕事が手につかないですね。(笑)

兼業トレーダーのメリットを教えてください。

生活していくうえで必要な収入を本業から得られていることですね。相場が盛り上がっていない時や、やりづらい時には、取引を休むことができるというのはメリットだと思います。

専業トレーダーの方は、株の収益だけで生計を立てなければならないため、日々感じているプレッシャーはものすごく大きいだろうと思います。僕はプレッシャーに弱いので、専業トレーダーの方と同じ環境に立たされたらプレッシャーに負けて思うような結果が出せないだろうと思います。

兼業トレーダーのデメリットはありますか?

時間的な制約があることですね。仕事に行く前の50分間で利益を出さなければならないというプレッシャーを感じることがあります。

例えば、毎日コンスタントに5万円の利益を出せていると、それより少ない利益に満足できなくなり、出社時間が迫ると焦って無駄なトレードをしてしまい、負けてしまうことがあります。やりづらい相場の時は、相場相応のトレードをする必要がありますが、そういう時ほど時間に制約があることでプレッシャーを感じます。

平日に仕事が休みの日には、一日通してトレードすることもありますが、そういう日は時間に追われずにすむため、落ち着いて取引できますね。

仕掛けるポイントがかなり減ってしまい、取引しづらいですね

最近の相場についてどのように感じていますか?

主力銘柄の売買代金はありますが、新興銘柄の売買代金は減ってしまったという印象です。僕の場合は、新興銘柄のトレードがメインなので、売買代金が少ないと仕掛けるポイントがかなり減ってしまい、取引しづらいですね。

特に新興市場は資金の逃げが早くなっているため、警戒心なしに手を出すと危ないと実感しています。9月は警戒心なしにガツガツ取引していたら、買建てた銘柄が一気にストップ安まで急落してかなり痛い目にあいました。下げ出したらリバウンドせずにズルズル下げていくことが多く、エントリーポイントを間違えると逃げ場がなくなってしまう、という印象があります。

10月は一部のIPO銘柄が盛り上がっていましたね。

IPOのおかげで新興市場に少し資金が回ってきましたが、複数あるIPO銘柄に分散されてしまったのではないかと感じています。思ったよりも売買代金が増えなかったため、それほど手掛けやすくはありませんでした。

上場して間もないと、株価がどう動くか判断が難しい。その中で、方向感が定まると一気に株価が動くので、投資家の意識が買いと売りのどちらに向くか掴めていない間は、リスクも高いのかなと思っています。

やりづらい相場とはいえ、ぽんすけさんは勝率が高いですよね。

勝率を意識していないと言えばうそになってしまいますが、重要なのはやはり利益率だと思います。普段は月間で20勝1敗とか、負けることはほとんどありませんが、勝率が良くても利益があまりない月もあります。

10月は16勝6敗でしたので、今までで負けた日が一番多い月だったかもしれません。利益額も内容もあまり良くはありませんでした。ただ、「負ける時は潔く負けよう」という意識で取引したのが上手くいき、ある程度の利益を出せたのは良かったです。

9月は17勝3敗なのに損失200万円という、典型的な負け方をしてしまい、かなり反省しました。改めてリスクを認識させられたので、そういう意味では9月の大負けも今後の取引にプラスの効果があるんじゃないかなって、今では思っています。

エントリータイミングさえ間違えなければ、高い確率で上手く返済できます

取引する銘柄はどのように選定していますか?

松井証券の「デイトレ適性ランキング」を利用しています。盛り上がっている銘柄が簡単に探せるので、ランキング上位の銘柄から売買代金が多い銘柄をピックアップして監視銘柄に追加しています。

仕事をしているため後場の情報はほとんど得られませんが、「デイトレ適性ランキング 後場」を見れば、どんな銘柄が動いていたのかすぐに把握できます。ランキングを見て、この銘柄は前日後場の流れを引き継いで今日の前場も盛り上がるだろうとか、そういう予測を立てたりもします。

エントリーと返済ではどちらを重視していますか?

圧倒的にエントリーを重視しています。エントリータイミングさえ間違えなければ、高い確率で上手く返済できます。エントリータイミングを間違えて高値で掴んでしまうと、売るに売れない状況になってしまいますからね。

エントリータイミングはどのように見極めていますか?

基本的にティックチャートで監視して、最終的には板をチェックしてから発注しています。普段手掛けていない1銘柄の時は、今の株価が日足でどのくらいの位置にいるかを見て、高値で掴んでしまう危険性がないか確認するようにしています。

最近だと、下げ相場の中でさらに下げる場面、瞬間的に売買が多くなるようなタイミングをよく狙っています。ですから、必然的に下げている日の方がトレード回数は多くなります。売買代金が多い時は、上げ相場でも少し下げてまた上がって…という上がり方をしますが、最近は売買代金も少ないのでそういう値動きが少なく、上げている日はやりづらいですね。

返済タイミングはどのように見極めていますか?

エントリーする時に抜き幅をだいたい決めています。基本的には1〜2ティック程度しか利益を取らないことが多いため、利益確定は返済予約注文(イフダン注文)を利用しています。返済予約注文はレスポンスが非常に良くて、手動で返済注文を発注するより何倍も速く売り板に注文を並べることができるので、抜き幅を決めている時は便利ですね。

逆に損切りは状況を見て自分で判断したいので、返済予約注文は利益幅だけ設定するようにし、損切り幅は設定していません。

僕の取引手法の場合、建玉を長く持つのはリスクだと感じていますから、1トレード10秒以内で終わらせるのが理想ですね。

他にもトレードする際に重視していることはありますか?

まず、1度に複数の銘柄を手掛けず、1トレード完結とすることですね。読み違えて建玉を返済できなくなってしまうこともありますが、その場合であっても、もう1トレードまでに留めるように決めています。

あと、低位株には安易にエントリーしないようにしています。空売りできない低位株は、一方的に下げていくだけで買い戻しが入らないことが多いので、逃げるのが難しいんですよ。

一日信用取引がなくなったら、もう株をやめてしまうんじゃないかな<

ぽんすけさんは一日信用取引を利用していますよね。

これはメリット以外に何もないですよ。僕の場合は、1〜2ティック抜きが多く、利益率が小さいトレードを数多くこなす取引手法ですから、一日信用取引の誰でも手数料無料というのはすごくありがたいです。他の証券会社だったら手数料負けしているか、利益とコストがトントンくらいになってしまいます。一日信用取引がなくなったら、僕の取引手法は通じなくなってしまうので、もう株をやめてしまうんじゃないかなっていうぐらいメリットを感じています。

期日1日という点はどのように感じていますか?

全く問題ないです。むしろ、持ち越しできないから当日中に損切りすることを徹底する必要があるので、ある種のリスク管理ができていると思います。損切りを決断できない方でも、一日信用取引は建玉を持ち越しできないから当日中に自分で損切りする、それによって持ち越しリスクを回避できるという点では、メリットにもなることだと思います。

「プレミアム空売り」は利用されていますか?

新興市場の盛り上がっている銘柄を空売りできるので、たまに使っています。ただ素直に言うと、プレミアム空売り料がかかるため、僕のように十数秒で1〜2ティック抜きする取引手法だと、少し合わないかもしれないですね。でも時間軸を伸ばして1トレード数分〜数十分の場合を考えると、結構面白いサービスだと思います。大きく利益を上げられる可能性を秘めていますよね。

それ以外に松井証券で魅力に感じていることがあれば教えてください。

松井証券のネットストック・ハイスピードを使って発注していますが、他の証券会社と比べても板乗りがとても速く、操作性も非常に良いですね。板も見やすいし、使い勝手が非常に良いツールだと思います。

取引するうえで、板乗りの速さと使い勝手を重要視していますから、レスポンスが悪いとそれだけでその証券会社は使う気がなくなり、取引に対するモチベーションも下がってしまいます。

松井証券はシステムの安定性も信頼できるので、かなりお気に入りです。

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  • 松井証券株式会社
    金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第164号
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