ロスカット口座 取引ルール

1.口座開設基準

2.口座開設・解約

ロスカット口座の開設、および解約はお客様サイト【口座管理】-【各種口座開設状況】-「ロスカット口座」から手続きできます。開設・解約手続きはリアルタイムで反映されます。

  • 口座解約当日中のロスカット口座の再開設はお受けできません。

先物・オプション取引口座の建玉上限を超える建玉を保有されている場合、ロスカット口座を解約できません。保有する建玉の数量が建玉上限以下となるまで返済した後、解約をお申込ください。

3.手数料

ロスカット口座における取引の手数料は、取引する取扱商品ルールに準じます。

  • 追加費用は発生しません。

4.対象商品

  • 日経225先物
  • 日経225mini
  • 日経225マイクロ
  • TOPIX先物
  • ミニTOPIX先物
  • グロース250指数先物
  • JPX400先物
  • NYダウ先物
  • 日経225オプション

5.発注上限・建玉上限

ロスカット口座の発注上限および建玉上限は次のとおりです。

商品 発注上限 建玉上限
数量 約定代金 商品毎 先物取引全体
日経225先物 500枚 240億円 買建玉・売建玉
それぞれ500枚(※1,2)
買建玉・売建玉
それぞれ500枚(※3)
日経225mini 3,000枚 144億円
日経225マイクロ 5,000枚 120億円
TOPIX先物 500枚 160億円 買建玉・売建玉
それぞれ500枚(※1,2)
ミニTOPIX先物 3,000枚 120億円
グロース250指数先物 1,000枚 120億円 買建玉・売建玉
それぞれ1,000枚
JPX400先物 1,000枚 120億円 買建玉・売建玉
それぞれ1,000枚
NYダウ先物 1,000枚 120億円 買建玉・売建玉
それぞれ1,000枚
日経225オプション買建 5,000枚 21億円 買建玉:5,000枚
売建玉:20枚
日経225オプション売建 20枚
  • 1建玉枚数について、日経225先物、日経225miniと日経225マイクロ、TOPIX先物とミニTOPIX先物は合計枚数で計算します。(日経225mini、ミニTOPIX先物は1枚を0.1枚換算して計算します。また、日経225マイクロは1枚を0.01枚換算して計算します。)
  • 2日経225mini、ミニTOPIX先物の建玉上限は3,000枚までです。また、日経225マイクロの建玉上限は5,000枚までです。
  • 3日経225mini、ミニTOPIX先物、グロース250指数先物、JPX400先物、NYダウ先物を0.1枚換算として、また、日経225マイクロを0.01枚換算として、すべての先物銘柄の合計枚数を計算します。
  • 建玉の上限は、新規建注文と既存の建玉の合計です。
  • 建玉上限(商品毎、先物取引全体)の審査は発注時に行います。
  • 2023年5月26日現在の上限です。
発注上限・建玉上限に関するご注意

6.ロスカットルール

ロスカットルール

損失を一定の範囲内に抑えることを目的に、取引時間中(※)、当社が定める一定時間ごとに審査を行い、リアルタイム維持証拠金余力(時価で評価した証拠金状況)がロスカットラインを下回っている場合、次の方法で、注文の取消や反対売買注文の発注を行います。

  • 取引時間中、一定時間(30秒)ごとにリアルタイム維持証拠金余力がロスカットラインを下回っていないかの審査を行います。
  • 審査の結果、リアルタイム維持証拠金余力がロスカットラインを下回っている場合には、発注済の注文を取消します。
  • 発注済の注文がない場合、または取消後もリアルタイム維持証拠金余力がロスカットラインを下回っている場合には、保有するすべての建玉の反対売買注文を成行で発注します。

上記の審査間隔にかかわらず、取引所による取引の一時中断が連続して行われ(連続DCB)、取引の一時中断中に発注したロスカット注文の約定結果(失効の場合を含む)を当社が受領できない場合、新たなロスカット注文の執行は、当該約定結果の通知受領後となります。

  • 清算機関によるVaR証拠金計算用パラメータファイルの公表の遅延等の理由により、データ一括処理等のシステムメンテナンスが夜間立会開始時刻に終了しない場合があります。この場合の当社の取引開始時間は、システムメンテナンス終了後の当社が定める時刻からとなり、ロスカットルールの適用も、当該取引開始時間(システムメンテナンス終了後の当社が定める時刻)からとなります。

リアルタイム維持証拠金余力

お客様の先物・オプション口座の状況をリアルタイムの時価を用いて評価した余力です。
証拠金現金残高に、リアルタイムの代用評価額、先物評価損益、ネット・オプション価値総額を加味して計算されます。

リアルタイム維持証拠金余力 現金残高+リアルタイム代用評価額±リアルタイム先物評価損益+リアルタイムネット・オプション価値総額+預り増加額-預り減少額
現金残高 証拠金現金残高
リアルタイム代用評価額 リアルタイムの時価(※)で計算した証拠金代用評価額
  • 保有株数に変更が生じる株式分割や株式併合等が行われる場合、株式分割の権利付最終日や株式併合の併合前取引最終日の夜間立会から権利落ち後の初値がつくまでの間は、権利処理を加味した調整後の単価および株数を用いて計算します。
  • 当社が受信した主市場における直近の約定値段(特別気配または連続約定気配が表示されている場合にはその特別気配または連続約定気配)。未受信の場合、および主市場が取引時間外の場合は、終値または基準値段。
リアルタイム先物評価損益 リアルタイムの時価(※)で計算した先物評価損益合計
  • 当社が直前に受信した約定値段、当日の約定がない場合は清算価格
リアルタイムネット・オプション
価値総額
リアルタイムの時価(※)で計算したネット・オプション価値の総額
  • 当社が直前に受信した約定値段、当日の約定がない場合は清算価格
預り増加額 先物決済益金、オプション「売り」による受取金額、振替による預り増加額
預り減少額 先物決済損金、オプション「買い」による支払金額、振替による預り減少額

ロスカットライン

標準設定(標準ロスカットライン)は、「VaR証拠金額×当社掛目×30%」となります。
また、当社が別途、標準ロスカットラインの最低基準値を定める場合があります。
ロスカット発動基準であるロスカットラインは、リアルタイム維持証拠金余力の範囲で変更することができます。

  • 標準ロスカットラインより低い金額には設定できません。

先物・オプション取引の「ロスカットライン」とはなんですか。(Q&A)

ロスカット注文

リアルタイム維持証拠金余力が標準設定のロスカットラインを割り込んだ場合に発注されるロスカット注文は成行注文で発注されます。
また、取引所における執行数量条件をFAK(Fill and Kill、残数量取消条件)注文として発注するため、対当する注文が無い等の理由で注文全数量が即座に約定しない場合、約定可能な数量のみ約定し、残数量部分の注文は失効します。

ロスカット口座のロスカット注文の発注例(Q&A)

ロスカットルールに関するご注意

ご注意

発注上限・建玉上限

  • 相場状況、お客様のお取引状況、お預り残高の状況、その他当社が把握した状況により、建玉上限は当社の任意で変更する場合があります。

ロスカットルール

  • 必要証拠金額は毎営業日変更されるため、 新証拠金適用後、標準ロスカットラインが上昇し、ロスカット注文が発注される場合があります。
  • 当社がVaR証拠金に対する掛目を変更した場合、新掛目適用後、標準ロスカットラインが上昇し、ロスカット注文が発注される場合があります。
  • 上場廃止等の理由で証拠金代用銘柄が代用不適格となった場合、リアルタイム維持証拠金余力が低下し、ロスカット注文が発注される場合があります。
  • 当社が代用掛目を変更した場合、新掛目適用後、リアルタイム維持証拠金余力が低下し、ロスカット注文が発注される場合があります。
  • お客様自身が設定するロスカットラインの水準によっては、設定後、ただちにリアルタイム維持証拠金がロスカットラインを下回り、ロスカット注文が発注される場合があります。
  • 標準ロスカットラインの最低基準値が設定された場合、適用後、標準ロスカットラインが上昇し、ロスカット注文が発注される場合があります。
  • 先物およびオプション建玉の状況により、ロスカットラインが0円に設定される場合があり、その状態でロスカットが発動された場合には不足金が発生することがあります。
  • 日中取引の取引時間終了後、夜間立会開始までに一括返済注文を発注した場合、ロスカットが発動し、一括返済注文が取消しされ、代わりにロスカット注文が発注されることがあります。
  • 注文発注時には余力審査が行われますが、その時点でリアルタイム維持証拠金余力がお客様の口座において設定されているロスカットラインを下回っている場合、その注文は発注できません。
  • ロスカット口座では相場が急激に変動した場合や流動性が低い場合、およびこれらの事由によりロスカット注文の全数量が約定しない場合などには、損失を一定の範囲内に抑えることができないことがあります。その場合、当初設定した金額を超え、差入れている証拠金額を上回る損失が発生するおそれがあります。
  • オプションのプレミアムは原資産に比べ価格の変動が大きく、銘柄毎の固有の値動きも加わり、短時間で価格が急激に変動する場合があります。その場合、ロスカット口座を開設し、ロスカットルールを採用した場合でも、損失を一定の範囲内に抑えることができないことがあります。なお、権利行使価格が原資産価格から乖離している場合も例外ではありません。
  • ロスカット注文は成行で発注されますが、取引所の規則で即時約定可能値幅が設定されているため、注文の一部または全部が約定しない場合があります。約定しない場合には、残った注文は自動的に失効します。
  • 一定時間ごとに余力を再計算するため、市場の高値圏または安値圏でも発注されることがあります。
  • 注文の取消・発注処理は当社が設定した順序で行われます。
  • ロスカット口座を開設した場合であっても、証拠金状況によっては追証が発生することがあります。
  • ロスカット注文は取り消すことができますが、ロスカットの条件が整った場合すぐに市場に発注されるため、取消が間に合わない場合があります。
  • 一度発注されたロスカット注文がすべて約定または失効するまで、当該ロスカット注文の取消を除き、他の注文を発注することはできません。なお、ロスカット注文を取り消した後は、ロスカットルールの条件に関する審査が行われるため、証拠金および建玉の状況によってはロスカット注文が再度発注される場合があります。
  • 最終売買日を過ぎて未決済である建玉は、最終売買日の清算価格でリアルタイム維持証拠金余力を計算します。

リスクおよび手数料などについて

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