株式投資で得られる利益には、どんなものがありますか?

株式投資で得られる利益には、どんなものがありますか?

値上がり益のほか、配当金、株主優待等があります。
保有中に得られる利益も見逃せません。

株式投資でもっとも期待されている利益は、値上がり益でしょう。安く買って高く売るのは、投資の醍醐味ともいえます。しかし、株式投資で得られる利益は、それだけではありません。配当金や株主優待等、株を保有することにより得られる利益も見逃せません。

配当金

配当金とは、企業が事業活動の成果として得た利益を株主に分配するものです。たとえば、100株保有する銘柄で1株あたり5円の配当金が出る場合、投資家は5円×100株で500円の配当金が受取れます(税金は考慮していません)。
配当金から銘柄選びをする場合、予想配当利回りは「1株あたりの年間予想配当金÷株価×100」で計算できますので、同業種や市場平均の配当利回り等と比較すると良いでしょう。
また、配当性向からは企業の株主に対する姿勢が見られるので確認すると良いでしょう。ちなみに、配当性向とは「1株あたり配当額÷1株あたり当期純利益×100」で求められ、当期純利益のうち配当金支払いに当てられた割合を示します。

  • ただし、高い配当利回り=良い銘柄とも限りません。業績不振等で株価が下落した銘柄は、計算上、配当利回りが高くなってしまいます。
株主優待

株主優待とは、企業から株主に贈られるお礼のようなものです。個人株主の安定化を狙いとして株主優待制度を設ける企業も多く、「当社をより知ってもらおう」と自社製品を株主優待にしたり、「とにかく喜んでもらおう」と誰もが助かるお米券や商品券を株主優待にする企業もあります。どんなものを株主優待にしているかは企業によってさまざまです。

一方、配当金を出さず、株主優待を実施しない企業もあります。ただし、これらの企業が「良くない企業」とも限りません。たとえば、配当金を出さない代わりに、資金を新たな設備投資にまわす等して、より大きな企業になり、株価上昇で投資家に応えようとする企業も見られます。何を期待して投資をするのか、目的を明確にしていくと銘柄がより選びやすくなります。

  • 各企業の権利付最終日の大引け時点で権利付銘柄を保有していれば、株主優待や配当金の権利を取得できます。
  • PTSナイトタイム・セッションの取引は翌営業日扱いとなるため、権利付最終日にPTSナイトタイム・セッションで買い付けした株式は権利落ちとなり、株主優待の権利はつきません。

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