テスタ氏
2005年から元手800万円で株を始め、スキャルピングで全体相場の動向にさほど影響されることなく、資産を増やし続けてきた。特にここ数年は億単位で大きく稼ぎ、これまでの累積利益は約18億円に。最近は、資産の拡大を踏まえて、スイングや中長期スパンのファンダメンタルズ投資など、時間軸の異なるトレードにも手を広げている。
松井証券
シニアマーケットアナリスト
窪田朋一郎
2001年、松井証券に入社。マーケティング部を経て現職。
ネット証券草創期から株式を中心に相場をウォッチし続け、投資家動向にも詳しい。
後編では、
テスタ氏のトレードの詳細に迫る!後編を見る
6億円を稼いだ今年上半期。下半期もチャンス到来か!?
2017年上半期だけで6億円の利益を稼ぐ!
窪田 2017年上半期は、テスタさんにとってどのような相場でしたか?成績もかなり好調だったとうかがっていますが……。
テスタ 僕は2005年の9月から専業トレーダーとして取引を続けてきましたが、今年前半の相場は2013年(アベノミクス相場の第一波)に次いでよかったと感じています。少なくとも2014〜2016年と比べれば、自分にとっては攻略しやすい相場で、上半期を終えた時点で6億円の利益を出せました。僕の好きなカテゴリーであるゲーム株が盛り上がっていたので、それらを中心に売買しましたね。ただ、2013年のように何でもかんでも上がったわけではなく、あくまで局地的な動きに留まったので、それほどではなかったという人もいるでしょう。
2017年下半期も波乱含みだが、そこに勝機も!
窪田 2017年下半期については、どのような見通しを立てていますか?
テスタ 特に何も騒動が起きずに安定していれば、今後もいい相場が続くと思います。ただ、海外を中心に不安要素もあるので、「何が起きるかわからない」と考えていたほうが無難かもしれません。特に米国の政治はどう動くのかが読みづらい。もっとも、トランプ大統領はよくも悪くも、相場に大きな値動きをもたらしてくれます。僕が主に用いているスキャルピングという手法にとっては、1日のうちに派手に動いてくれることが大事です。相変わらず北朝鮮やシリアなどで地政学リスクも燻っていますが、小波乱程度の騒動にとどまっていれば、相場がそれなりに織り込んでいるので大丈夫でしょう。
静観しているのはモッタイナイ!下半期相場を攻略するなら…
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一日信用取引とプレミアム空売りはどう活用している?
デイトレーダーからの支持拡大中の一日信用取引
窪田 当社の一日信用取引はご活用いただいていますか? 使い勝手などについて、忌憚なきご意見をうかがえますと幸いです。
テスタ デイトレードをする際には、一日信用取引をよく使っていますね。理由は単純明快で、その日のうちに決済すれば手数料がかからないからです。デイトレードをやっている投資家にとっては強い味方で、僕の周囲でも利用する人が増えていると思います。
意外な活用法も有効なプレミアム空売り
窪田 制度信用取引や無期限信用取引では不可能な銘柄も売り建てられるプレミアム空売りも当社が独自に始めたサービスですが、こちらのほうの感想はいかがでしょうか?
テスタ 他の証券会社では空売りできない稀少な銘柄も空売りできるのは確かに魅力的 ですが、翌営業日まで持ち越しができないことや相応の手数料がかかることも踏まえて、慎重に使うように心掛けています。それから、大勢の投資家が殺到するからでしょうが、下落の確度が高い銘柄は在庫切れとなりやすい点も要注意ですね。
窪田 新興市場が崩れている際に在庫切れになるのは、その時盛り上がっている銘柄に限られています。崩れる際には周辺銘柄も値下がりすることが多いので矛先を変えて空売りを仕掛けるのも一考ですよ。
テスタ なるほど、そういった活用法も考えられるわけですね。今度、試してみます。
テスタ氏も利用している一日信用取引・プレミアム空売りとは?
一日信用取引は、返済期限が当日のデイトレード専用の信用取引。取引コストは業界最安!※
- ※ 当社調べ、オンライン証券大手5社(当社、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券)と比較、2022年8月25日現在。
- ※ 手数料が0円となるのは、インターネットから新規建を行った当日中に反対売買した場合に限ります。
プレミアム空売りは、新興市場の人気銘柄やIPO銘柄など、制度・無期限信用取引では空売りできない銘柄を、一日信用取引で空売りできる特別なサービス!
- ※ プレミアム空売り銘柄の取引にはプレミアム空売り料がかかります。銘柄ごとの「プレミアム空売り料」は、こちらをご覧ください。
さっそく一日信用取引やプレミアム空売りを活用したいなら…
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新登場の株式売買損益機能は、取引の予習・復習に便利!
自分の得手・不得手が判明する株式売買損益機能
窪田 テスタさんからのご提案をヒントに、今年8月から新たにリリースするのが株式売買損益機能です。こちらの機能についての感想はいかがですか?
テスタ 僕たち現役のトレーダーの要望に応えていただいて、本当にウレシイ限りです。画面がとても見やすいし、銘柄コードでソートできるのも便利 ですね。こうした機能を活用することによって、自分がどのような銘柄を得意としていて、どういった銘柄で苦戦しているのかが判明します。こうした 復習が次の作戦にも生かせます し、特にデイトレードは個々の取引データを詳細に分析することが重要です。僕が知る限り、そういった細かい計算をきちんとやってこまめに振り返っているトレーダーが着実に勝っている気がします。それから、現物取引の損益もわかる点がありがたいですね。他の証券会社では信用取引の損益しか把握できない場合もあるけど、松井証券では現物取引まで含めて判明するので、信用取引で買いを入れた銘柄を持ち越して現引きする際にも正確な状況を掴めて便利です。
個々の取引の損益を把握し、着実に勝つトレーダーをめざすなら…
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NEXT最近、テスタ氏が手掛けた銘柄や手法は?
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