この記事でわかること 9月に米ドル/円を取引した方のうち、月利5%以上だった方は、保有時間の長さにかかわらず、負けたときの値幅を勝ったときの値幅の1.02〜1.33倍に抑えていました。月をマイナスで終えた方は2.13〜3.05倍で、過去1年(2025年10月〜2026年9月)を見ても、保有時間の長さにかかわらず、月利5%以上の方の倍率のほうが小さくなっています。

この記事の前提

項目 中身
対象 2026年9月に米ドル/円を取引した方(自動売買を除く)
比べる群 月利5%以上だった方 912人(18.3%)/月をマイナスで終えた方 3,037人(61.0%)
月利 その月の損益(月末にまだ決済していないポジションの損益を含む)が、元手の何%か。元手100万円なら、5万円増やせば月利5%
保有時間 1回の取引の、新規注文から決済までの時間。人ごとの値は、その方の取引の中央値
値幅 1回の取引で、新規注文の値段から決済した値段までの幅(1銭=0.01円)
勝ち・負け 1回の取引で確定した損益がプラスなら勝ち、マイナスなら負け
負け÷勝ち 1人ずつ、負けたときの値幅を勝ったときの値幅で割り、群の中で中央値をとった倍率

9月の米ドル/円は、6日間で約7.5円下げた

9月の米ドル/円は、2日の160.39円から8日の152.91円まで下げました。月の高値と安値の差は7.48円で、過去1年の12か月の中で2番目に大きい月でした。

米ドル/円の日足(2026年9月)

出所:松井証券店内データより作成

9月は、損切りする位置を決めていないと、1回の負けがこの値動きにさらされる月でした。

月利5%以上の方は、1回の負け幅を勝ちの1.4倍未満に抑えた

グラフが表すのは、月利5%以上の方の「負け÷勝ち」です。1倍なら、勝つときと同じ幅で負けを止めています。

負け÷勝ちの推移(2025年10月〜2026年9月)

値動きの大きかった9月の中でも、月利5%以上の方は勝ちの1.4倍未満の幅で負けを止め、マイナスで終えた方は勝ちの2倍以上の幅まで負けを広げていました。

負け÷勝ちの推移(2025年10月〜2026年9月)

過去1年のどの月も、同じ傾向だった

過去1年の12か月について、毎月同じ決め方で対象を選び、同じ負け÷勝ちの倍率を出しました。

負け÷勝ちの推移(2025年10月〜2026年9月)

出所:松井証券店内データより作成

12か月×5区分の60通りすべてで、月利5%以上の方の倍率がマイナスで終えた方の倍率を下回っています。

倍率が大きいほど、高い勝率が要る

毎回同じ数量で新規注文を出したとき、損益がゼロになる勝率は、負け÷勝ち ÷(1+負け÷勝ち)× 100 です。1時間〜1日の区分では、月利5%以上の方の倍率(1.08倍)なら51.8%、マイナスで終えた方の倍率(3.05倍)なら75.3%です。マイナスで終えた方の倍率では、4回に3回以上勝たないと損益がプラスになりません。ここでいう勝率は決済した取引だけの数字で、まだ決済していないポジションの損は入っていません。

負け÷勝ちの推移(2025年10月〜2026年9月)

月利5%以上の方でも4人に1人は負けたときの値幅が勝ったときの2.15倍を超えており、倍率が小さければ必ず勝てる、とは言えません。

今月から、決済のたびに勝ったときと負けたときの値幅を記録し、月の終わりにご自身の倍率と、損益がゼロになる勝率を出して、実際の勝率と比べます。実際の勝率が届いていないときは、同じ区分の月利5%以上の方の倍率を目安に、ご自身の勝ちの値幅にその倍率を掛けた幅を損切りの値幅にします。たとえば1時間〜1日の区分で勝ちの値幅が20銭なら、20銭×1.08倍で損切りは約22銭です。負けを決めた幅で止めるには、新規注文と同時に逆指値(今より不利な側に決めた価格に届いたら決済する注文)を置いておく方法があります。

【FAQ】FXの逆指値注文の発注方法を教えてください。

※急激に相場が変動した場合、必ずしも約定しないリスクがあります。また、成行を指定した場合には、事前に想定していた範囲から乖離した価格で約定が成立するリスクがあります。