この記事でわかること 2026年9月に米ドル/円を新規で買った方のうち、約7.5円下げた9/2〜9/8の1週間に主に買った方は、買いの値幅の合計がプラスだった割合が33.0%で、ほかの時期に主に買った方(41.5〜44.4%)より低い結果となりました。この中でも9月の買いの平均の値段が158円以上だった方では、プラスだった割合が14.9%にとどまりました。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 対象 | 2026年9月に米ドル/円を取引した方(自動売買を除く)のうち、9月に新規で買った6,589人 |
| 比べる群 | 主に買った時期で4つに分けた。9/1(高値圏)1.8%/9/2〜9/8(急落の1週間)43.2%/9/9〜9/17(戻りの前半)18.1%/9/18〜9/30(戻りの後半)36.9% |
| 主に買った時期 | 1人ずつ、9月の買いの新規注文の数量を4つの時期ごとに足し、いちばん多かった時期 |
| 値幅 | 1回の取引の、決済した値段−新規注文の値段(銭)。損をした取引はマイナスになる |
| 買いの値幅の合計 | 9月に新規で持ち、9月に決済した買いポジションの値幅を、1本ずつ足した値。9月に持った買いポジションを1本も決済していない方は、プラスでない側に数える |
8月末の米ドル/円は160円前後の高値圏にありました。9月2日の午後から円が買われ始め、9月3日は1日で約3.3円下げ、9月8日の安値は152.91円です。月の後半は、日銀が9月18日に利上げを決めたあと円が売られ、9月25日に159円台まで戻し、9月30日の終値は157.12円です。

出所:松井証券店内データより作成
同じ9月の買いでも、4つの時期では、買った値段とその後の値動きがまったく違います。

出所:松井証券店内データより作成
急落の1週間に主に買った方は、3人に1人(33.0%)しか買いの値幅の合計をプラスにできていません。ほかの3つの時期は41.5〜44.4%で、急落の1週間だけが8ポイント以上低い値でした。
急落の1週間に主に買った方は保有時間を基準に1時間未満の方は33.8%、1時間~1日の方では40.8%、1日以上の方では68.8%と、保有時間の区分ごとに顔ぶれが大きく違います。そこで3つの区分ごとに、主に急落の1週間に買った方と、それ以外の時期に主に買った方を比べました。赤のグラフが主に急落の1週間に買った方の、買いの値幅の合計がプラスだった割合です。総じて他の期間に買った人と比べて割合が低くなっていますが、保有時間1日以上のグループの差は6.8ポイントと、比較的抑えられています。

急落の1週間に主に買った方を、9月の買いの約定した値段の平均(数量で重みをつけた平均)で3つに分けました。

平均158円以上で買った方の83.9%は、月の高値をつけた9/2に最も多く買っていました。この方たちは、7人に1人しか買いの値幅の合計をプラスにできていません。この方たちの49.0%は月末にも買いポジションが残っていて、そのポジションはこの割合に入っていません。月末の終値157.12円は、この方たちの買いの平均の値段より低い値段です。下げの始まりに近い高い値段で買った方ほど、プラスだった割合が低くなっていました。
急落の局面はポジションが合っていれば利益は大きいですが、外れるとその分損も大きくなります。下げきった値段がどこかは、そのときには分かりません。今月から、9/2〜9/8のように月の高値から下げが何日も続いている最中に新規で買うときは、注文を出す前に、利益確定と損切りのラインを決め、決済予約注文を利用しましょう。下げが続いて損切りのラインに届いたら、その日は買いを足さずに見送ります。

※急激に相場が変動した場合、必ずしも約定しないリスクがあります。また、成行を指定した場合には、事前に想定していた範囲から乖離した価格で約定が成立するリスクがあります。