この記事でわかること 2026年9月の米ドル/円は1週間で約7.5円の円高になり、新規注文の数量では売りが50%を超えました。9月に決済した損益が合計でプラスだったのは、売りポジションだけでした。

この記事の前提

項目 中身
対象 2026年9月の米ドル/円の注文(自動売買の注文を除く)。比べるために7月と8月も同じ形で数えた
数えた対象 9月の新規注文4,244,287件の買いと売りの割合(建てたのは17,517人で、対象の注文を持つ方の92.6%)と、決済した注文の損益(決済したのは18,230人で、同じく96.4%)
新規注文 新しくポジションを建てる注文。件数と、数量(建てた通貨の量)の2通りで数える
決済した損益 その月に決済した注文の損益の合計。前の月以前に建てたポジションの決済も含む
買いポジション 買いで建て、売って決済するポジション
売りポジション 売りで建て、買って決済するポジション

9月は、1週間で約7.5円の円高

8月の米ドル/円は月間では2.20円の円安になり、8月末には160円前後の高値圏にありました。9月は、9/2の午前に月の高値160.39円をつけ、午後から下げ始めました。9/3は1日で3.32円下げ、9/7から9/8にかけても、日銀の追加の利上げ観測と米国の早期の利上げ観測の後退が重なって円が買われ、9/8に月の安値152.91円をつけています。その後、9/30に157.12円まで戻して終えました。

米ドル/円の日足(2026年8月〜9月)

出所:松井証券店内データより作成

9月は、8月までの円安の向きが月初の1週間で逆になった月です。

9月は、新規注文の数量で売りが50%を超えた

変更後新規注文のうち、売りの割合(2026年7月〜9月)

出所:松井証券店内データより作成

7月と8月は、新規注文の件数のおよそ5本に3本が買いでした。9月は、買いの割合が数量で49.3%となり、売りが50.7%で、7月と8月とは逆に、売りが買いを上回りました。ただし、件数では買いが売りよりも多くなっています。

9月に決済でプラスだったのは、売りだけ

決済した損益の合計を、買いポジションと売りポジションに分けました。

7月〜9月の決済した損益の合計の向き。プラスに残ったのは9月の売りだけ

出所:松井証券店内データより作成

9月は、売りポジションの決済だけが合計でプラスになり、買いポジションの決済は、8月の約2.7倍のマイナスでした

円高に向かった1週間で、売りポジションは値下がりを利益として決済でき、高値圏で建てていた買いポジションは損を出して決済されています。8月は、買いが多数派で、月間でも円安でしたが、買いポジションの決済は合計でマイナスでした。多数派の向きに乗っていても、決済した損益がプラスになるとは限りません。

今月から、建てる時に損切の決済予約注文を活用しましょう

どちらの向きが正しかったかは、9月が終わってから分かったことです。今月から、新規注文を出すときは、売りでも買いでも、自分の見立てと反対に動いたらどこで決済するかを先に決め、新規注文と同時に、損切りの決済予約注文(建てたポジションが今より不利な側に決めた値段に届いたら決済する注文)を置きましょう。多数派と同じ向きかどうかではなく、外れたときの損をどこまでにするかを、建てる前に決めておく方法です。

【FAQ】FXの決済予約注文(IF-DONE)とは何ですか

※急激に相場が変動した場合、必ずしも約定しないリスクがあります。また、成行を指定した場合には、事前に想定していた範囲から乖離した価格で約定が成立するリスクがあります。