清算予約注文
優待クロス注文(現物買と信用新規売を組み合わせた注文)の場合は、注文時に清算予約注文を設定することができます。清算予約注文を設定した場合は、予めお客様が指定した日付の08:20頃に当日基準値で、優待クロスを決済するクロス注文(現物売と信用返済買)を行います。銘柄および数量は優待クロス注文と同じになります。
手数料
清算予約注文の手数料は無料です。
注文執行日の指定
清算予約注文の注文執行日の指定は、次回の優待権利落ち日を自動で判定させる方法と、任意の日付を指定する方法があります。初期状態では「次回優待権利落ち日に清算する」のチェックボックスがONとなっており、これをOFFにすることで、任意の日付が指定可能となります。
それぞれ利用・指定可能な期間があり、指定方法や、現物買のペアとなる信用新規売注文(注文2)の取引区分によって、異なります。
次回優待権利落ち日を指定する場合
次の期間で利用可能です。
注文2の取引区分 | 利用可能期間 |
---|---|
無期限信用新規売 | 権利落ち日の28日前~権利付最終日 |
短期信用新規売 | 権利落ち日の12日前~権利付最終日 |
任意の日付を指定する場合
次の範囲で指定可能です。
注文2の取引区分 | 指定可能期間 |
---|---|
無期限信用新規売 | 翌営業日から28日以内の範囲で指定可能(※) |
短期信用新規売 | 翌営業日から12日以内の範囲で指定可能(※) |
- 記載の範囲のうち、取引可能な営業日のみ指定できます。
- 記載の範囲内に次回権利落ち日が含まれる場合は、次回権利落ち日が指定可能な最終日となります。
保有株式と信用建玉の拘束
清算予約注文を設定している場合は、対象となる保有株式および信用建玉が、売却・返済注文を発注している状態と同様になりますので、通常の売却・返済を行うことはできません。清算予約の注文日前に売却・返済を行う場合は、一旦清算予約注文の取消を行った後に注文をお願いします。
貸株サービスの対象銘柄になっている場合は、清算予約注文を設定している数量分は貸出可能数量から除外されます。ただし、特定口座から一般口座への振替を行った場合や、株式分割や併合などの銘柄異動が発生した場合は、清算予約注文の設定が解除され、貸し出しの対象となります。
また、贈与、先物・オプション口座への代用有価証券の振替に対しては、清算予約注文の設定を行っていることによる数量の拘束の対象外となります。これらの取引を行った場合や、貸株サービスにより貸し出しを行っている場合は、株主としての権利は得られず、株主優待も取得できませんので、ご注意ください。
訂正・取消注文
優待クロスの約定成立後、お客様サイト【株式取引】-【株式注文照会】から対象の清算予約注文を選択し、取消を行うことができます。優待クロスと同様、買い方の注文と売り方の注文は、常にペアで注文処理を行うため、一方の取消を指定した時点でもう一方の注文も対象となります。
なお、注文訂正を行うことはできません。取消を行った後は同様のクロス注文(現物売と信用返済買)を行うこともできませんので、清算予約注文の取消を行う場合は、十分にご注意ください。
注文の失効
上場廃止・株式併合・株式分割・合併・株式交換・株式分配・株式移転・会社分割・種類株付与・新株予約権付与などの銘柄異動が発生した場合は、清算予約注文は権利付最終日の2営業日前の夕方データ一括処理にて失効させることがあります。失効した場合は、権利落ち日以降に現渡による決済をお願いします。
ご注意
清算予約注文
- 08:20より順次注文処理を行っていきますが、ToSTNeTへ発注可能な件数には制限がありますので、件数次第では、すべての注文を処理するまでに時間がかかる可能性があります。
- 清算予約の注文日前に取消を行い、通常の売却・返済を行った場合は、当日の約定代金に応じたボックスレート手数料がかかります。現渡の場合は、無料です。
- 追加保証金(追証)が発生し、当社の定める期日までに入金がなかったなどの理由により、対象となる信用建玉の任意決済や、株式の任意売却が行われる場合は、清算予約注文も併せて失効・取消します。