Diversity×Matsui
多様性×MATSUI
多様性×Matsui
女性、管理職、プロフェッショナル、育児。
十人十色に活躍する社員が、松井証券の風土やキャリア、柔軟な働き方について語ります。
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足立 朋子
2000年に新卒で松井証券に入社。管理職を経験し、働きながら弁護士資格を取得。コンプライアンス部プロフェッショナル職として、情報発信や社員育成にも力を入れる。趣味は美術鑑賞と旅行。子どもが大きくなったら、海外に行って絵画や史跡を見て回ることが夢。
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松永 亜弓
金融業界で10年以上の経験を積み、2019年に松井証券に入社。事業開発部でFX事業の強化や、米国株サービスの導入などを主導。管理職として7名の部下をまとめる。趣味はゴルフでほぼ毎日のように練習に打ち込み、オフシーズンはスノーボードを楽しんでいる。
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服部 新也
2010年に新卒で松井証券に入社。札幌コールセンター勤務、マーケティング部やWEB管理業務を経て、現在は顧客サポート部の管理職。バックオフィス業務の運営やEUCを担当。2022年に育休を取得。趣味は社交ダンスで、好きな種目はスローフォックストロットとジャイブ。
1.女性管理職
管理職として大変なことはありますか?
松永
私は2019年に松井証券に中途で入社し、2021年に管理職になりました。管理職になって大変だと感じるのは、方針決めなどの大きなところから、システムの仕様決めなどの細かなところまで、判断をしなければならないことが沢山あることです。その判断がお客様に直接影響することも多く、また常に新しいことにチャレンジしていますので、多角的な視野をもって物事を捉えるようにしています。
足立
私は人事総務部とコンプライアンス部で管理職を4年ほど経験しました。金融に関する法律が改正されるタイミングでコンプライアンス部に管理職として異動したので、部下に指示を出しつつ自分も勉強する必要がありました。プレイヤーとマネージャーの両面での大変さというのは非常に共感します。
2.プロフェッショナル
働きながら弁護士資格を取得した足立さんのキャリアを教えてください。
足立
私は法学部出身ということもありもともと弁護士の仕事に興味がありました。また、女性が長く働き続けるうえで専門的な知識を身に付けたいという思いもありました。そのため、入社8年目の頃に働きながらロースクールに入学を決めました。勉強するうちに、民法や民事執行・民事保全法などの法令が証券会社の業務に直結していると気づいて、弁護士になれば今の会社で活かせるのではないかと思うようになりました。その後、弁護士資格を取得し、現在に至ります。結果的に管理職からプロフェッショナル職に転向したのですが、特に意識して人生の舵を切ったという意識はなく、興味のあることをやっていたら今のキャリアになったという感覚です。
プロフェッショナル職はどんな活躍をしていますか?
松永
事業開発部にもプロフェッショナル職が1名在籍しています。その方は金融の専門知識や英語スキル、これまで築いてきたネットワークを活かして業界内で渉外活動などを行っています。多方面から入手した情報を社内に共有してもらうことで、先を見据えた検討がしやすくなっています。
足立
プロフェッショナル職の役割は、専門知識や高い経験値を活かして自ら業務を遂行することだけでなく、管理職の判断に関するフォローも求められます。何か問題が生じたら、その問題をいち早く察知して情報を整理し、具体的な選択肢を提示し、管理職が判断するのに役立つアドバイスをします。そのため管理職に非常に頼りにされる存在です。同じく重要な役割として、若手社員や中堅社員の育成があげられます。例えば私はコンプライアンス部の若手社員向けに、金融商品取引法や、その他関連する法令、マネーロンダリング対策などに関する研修を行っています。
服部
当社は、会社が決めたプロフェッショナル職の枠に人がはまるのではなく、自分が経験してきたことに専門性が付加されると、その分野のプロフェッショナル職が新設されるシステムですね。
松永
そうですね。プロフェッショナルの選択肢が多いのは当社の特徴だと思います。
3.育休の取得
男性で育休を取得するのは大変でしたか?
服部
私は2022年に育休を取得しました。もともと育児に積極的に関わりたいと考えていたため、出産の予定が決まってからは、早いうちから業務スケジュールを調整し、チーム内で準備しました。チームメンバーが協力的だったのでありがたかったです。現在は男性の育休取得について会社からの情報発信も増えましたし、また、興味がある人に向けた説明会も開催されるなど、社内で認知が広まっています。そのため、男性で育休制度を利用する人が今後もっと増えてくると思いますし、個人的にも育休を取れる機会があればぜひ取ってほしいと思います。
育休制度は取りやすいですか?
足立
私も合計2年ほど産休と育休を取りましたが、同じく周囲は協力的でした。私の時は、自分の仕事を他の方に任せられるように人員が補充されたこともあり、安心して育休に入れました。育休中は人事の方と連絡を取っており、懇親会イベントに参加したこともありました。育休後の復帰も非常にスムーズでしたね。今も短時間勤務をしていますが、在宅勤務や勤務時間帯の変更など、働き方についてこちらの希望を最大限尊重してもらっています。
4.中途入社
中途入社した社員と新卒入社した社員が一緒に働くメリットはありますか?
松永
バックグラウンドの違うメンバーと一緒に働くことは非常に刺激的だと感じています。事業開発部には非金融の業界で活躍して当社に中途入社した社員もいますが、規制にとらわれない柔軟な発想力があり、これまでのやり方や考え方の枠を超えたアイデアが生まれます。様々な考え方や意見を受容し、サービスや業務の改善を検討できる環境であることは、当社の良い部分だと思います。
足立
コンプライアンス部にも、もともと大手の証券会社で対面営業をしていたという方や、別業種から転職された方がいます。彼らは松井証券に新卒入社した社員では知り得ない情報をたくさん持っているため、例えば何か問題が生じたときに、新しい観点で対応の方針や調査の方法を提案してくれます。彼らと一緒に働いていると、当社で常識だと思っていたことが実は違ったり、あるいはもっとほかに合理的な方法が見つかったり、気づかされることが多くて楽しいです。
松永
当社はジョブローテーション制を導入していますので、新卒入社の社員でも顧客サポート部やシステム部、財務部など経験部署がバラバラで、身に着けてきた知識や経験に違いがありますね。そういった違いをお互いが尊敬しあうことで、良い化学反応が起こっているのだと思います。
5.松井証券の「柔軟性」
チームメンバーが働きやすいように工夫していることはありますか?
服部
私のチームでは、仕事の成果や結果に注目し、手段ややり方は担当者の裁量に任せています。同時に、急な休みやトラブルがあったときに他のメンバーが業務をいつでもサポートできるよう、業務の「見える化」と見直しに注力しています。リモートワークが導入されたことによって働き方の幅が広がったことも大きな変化でした。コロナ禍ではメンバー一人ひとりの状況を聞いて、それぞれが希望する働きやすい環境で仕事ができるように勤務時間をスライドさせたこともありました。
松永
リモートワークは働き方の柔軟性に繋がっています。私の所属する部署では業務の性質とコミュニケーション面から原則週2回以上は出社して業務を行っています。仕事とプライベートをきっちりと分けたい人は毎日出社して仕事をしていますし、一方で仕事とプライベートを一体化して動いた方が働きやすい人は、例えば子供の学校行事や習い事がある日はリモートワークと時間休、中抜けを活用するなど、個々のスタイルに合う働き方を選択して業務にあたっています。
人によって価値観や働き方のスタイルが異なるので、その人にあった働き方ができるよう定期的に1on1面談を行い、業務に直接関係すること以外でも困りごとがあれば相談できる機会を作っています。業務に支障のない範囲で柔軟な働き方を選択し、個々のスタイルでパフォーマンスを最大化してもらいたいと思っていますので、時には有給の取り方や時間単位休暇の活用方法をこちらから提案することもあります。