【新機軸AI半導体関連株5選!】~上昇相場第二幕!?キオクシア関連株などに注目!~
目次
この記事で分かること
・AI半導体関連株が再び買われ、日経平均が急伸した背景とは?米国発の材料を読み解く
・日米の利上げは株価の逆風になるのか?日銀副総裁が語ったAIと金融環境の関係
・メモリ大手株の需給面の注意点と、半導体サプライチェーンから探る関連銘柄の見極め方
本日紹介する銘柄一覧
| 銘柄名(銘柄コード) | 株価 (10/8時点終値) |
|---|---|
| ジャパンマテリアル(6055) | 2,383円 |
| NGK(5333) | 5,610円 |
| PILLAR(6490) | 12,230円 |
| アドバンテスト(6857) | 40,930円 |
| ベイカレント(6532) | 8,346円 |
日経平均は最高値到達前の動きを彷彿させる?
日経平均株価は9月半ばから目立って上昇しています。
9月の月間安値は9月15日の終値6万3,484円10銭でしたが、12営業日後の10月6日に終値7万円台を回復しています(その間9勝3敗)。
9月30日以降は1,000円以上の値上がりを連続で見せました。
後半の急伸の要因として2つのことが指摘できます。
要因1:マイクロンの強気な見通しでAI半導体関連株が一斉高
9月30日に米半導体メモリ大手のマイクロン・テクノロジーが、2026年9-11月期の売上高について前年同期比4.5倍の615億ドル(約9兆7,000億円)前後になりそうだと発表したことです。
事前の市場予想売上高は約570億ドルであり、これを大きく上回りました。
マイクロン社はさらにAI(人工知能)への積極的な投資を背景に、メモリ需要は2027~2028年も堅調に推移するとの見方を示しました。
直近では米AI開発大手アンソロピック社のダリオCEOが、AIの開発スピード抑制を提唱し、他AI開発企業首脳も賛同する姿勢を示していたことから、ともすればマイクロン社も需要見通しについて弱気に転じるのではないかという懸念もありましたが、杞憂に終わりました。
絵に描いたようなポジティブサプライズとなり、東京市場でも「AI半導体関連株」が一斉に買われました。
要因2:米雇用統計の下振れでFRBの早期再利上げ観測が後退
もう一つの要因は、米9月雇用統計で大方の予想よりも弱い数字が発表され、米FRB(連邦準備制度理事会)による早期再利上げが遠のいたとの見方が広がったことです。
先立って米FRBは9月15~16日に開催したFOMCで、政策金利を3年2カ月ぶりに0.25%引き上げることを全会一致で決定していました。 足元のインフレ(物価上昇)の抑制と過熱する景気の調整が目的です。
FOMC参加者はインフレ率が5年以上にもわたり目標を上回り続けることを懸念していたのです。
これを受け、株式市場ではFRBによる利上げが加速する可能性もあるとされていましたが、
米9月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加が事前予想の約9万人からかなり下の2.9万人にとどまり、さらに前月分も下方修正されたことは「利上げペースは加速せず、むしろ減速する」という見方に転じました。
米株市場に対する追い風となり、東京市場でもAI半導体関連株が買われ、今年前半のように日経平均株価を引っ張り上げる格好となりました。
最高値前を思わせる日経平均の上昇ペース
足元の日経平均の上昇ペースは6月25日に史上最高値7万2,366円34銭を付ける前の約2週間の急上昇を彷彿させるとの指摘もあり、
かつ、再び7万円より上をキープする場面が到来すると、投資家心理が一気に好転し、投資資金がさらに流入してくる気配も感じさせます。
日銀の追加利上げとAIが株価に与える影響
日本では日銀が9月18日の金融政策決定会合で、政策金利を従来の1.0%から1.25%程度へと引き上げる追加利上げを決定しています。
前回の利上げから3カ月後で、植田総裁の下で最速ペースとなったものの、ここまで日経平均株価が嫌気する動きはありません。
日銀の内田副総裁は10月5日の講演で「AIは大きな正の需要ショックであり、経済、物価を押し上げている」と指摘、AIがもたらす影響について、「金融環境をより緩和する方向に作用している」との見方を示しています。
内田副総裁の見方に倣えば、AIによる経済環境の好調が継続する中では、多少の利上げがされたとしても、金融緩和的な環境と同様であるため株価にとって急にネガティブ要因にはならない、という見方も可能です。

キオクシア本体よりもキオクシア関連株に注目
やはりこの局面では「AI半導体関連株」が気になるのは当然でしょう。
2026年前半のAI半導体関連株を中心とする上昇相場ではNAND型フラッシュメモリの「キオクシアホールディングス(285A・プライム)」やAIパッケージ基板の「イビデン(4062・プライム)」、積層セラミックコンデンサー(MLCC)の「村田製作所(6981・プライム)」などの急騰が話題となりましたが、ここでも同様の銘柄選択が優位となるのでしょうか?
キオクシア株の注目点と需給面の注意点
なかでも年初から6月末までに約10倍となったキオクシア株については復活を期待する個人投資家が多いように感じられます。
(米マイクロン社の決算発表からもわかるように)業績は拡大が続き、10月に1対3の株式分割を実施したことで以前より手掛けやすくなったことも注目ポイントです。
ただ、同株については現在も元親会社の東芝が保有するキオクシア株を市場で売却していることが知られています。 このような需給関係についてもイメージして取り組むことになりそうです。
キオクシア関連株など新機軸のAI半導体関連株5選
ここでは少し目線を変え「キオクシア関連株」に着目したいと思います。
キオクシアが最大顧客の「ジャパンマテリアル(6055)」
「ジャパンマテリアル(6055・プライム)」は半導体・液晶工場向けの特殊ガス供給装置と特殊ガスを手掛けており、最大顧客はキオクシアホールディングスです。
メモリ工場内で使われる特殊ガスや化学物質の供給システムの開発、さらに工場への常駐管理サービスを手がけているため、設備投資増加は恩恵となります。
特殊セラミックス部材を供給する「NGK(5333)」
「NGK(5333・プライム)」はキオクシアとは半導体サプライチェーン上の密接な関係があり、セラミックス技術を応用した特殊セラミックス部材を供給しています。
同社の「デジタルソサエティ事業」は同社連結営業利益の約3割を占める重要部門で、AI半導体やNAND型フラッシュメモリの需要拡大によって急速に成長しています(旧社名 日本ガイシ)。
シール製品の先駆的企業「PILLAR(6490)」
「PILLAR(6490・プライム)」はポンプ・かくはん機・バルブ・配管接続部で流体の漏れを防ぐシール製品の先駆的企業です。 半導体製造装置向け継手が利益の柱となっています。
キオクシアによるNAND型フラッシュメモリ増産や工場新規ライン増設には、半導体製造装置(洗浄装置など)が導入され、同社製の継手やバルブなどが不可欠です(旧社名 日本ピラー工業)。
史上最高値を更新した「アドバンテスト(6857)」
他方、いち早く高値を更新しているAI半導体株も注目すべきものでしょう。
半導体試験装置の大手メーカー「アドバンテスト(6857・プライム)」は6月末からのAI半導体株下落をいち早く跳ね返し、足元で史上最高値を更新しています。 半導体関連大型株の中でも出色の株価の強さです。
高性能AI半導体や高帯域幅メモリ(HBM)向け検査装置の需要が引き続き増加しています。
AI導入で注目度が高まる「ベイカレント(6532)」
国内では企業のAI導入に伴いコンサル株への注目度も高まっています。
「ベイカレント(6532・プライム)」の株価の動きが好調です。 日系最大級の総合コンサル会社で、目下AI領域を最重点テーマの一つとして位置づけ、急速に案件を拡大しています。
足元では全体の50-60%の案件がAI関連となっており、業績を牽引する巨大な特需となっているようです。
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