インデックス投資とは?メリットやデメリットについて初心者にもわかりやすく解説!

(更新)2026年05月26日

インデックス投資とは?メリットやデメリットについて初心者にもわかりやすく解説!

インデックス投資とは、日経平均株価やS&P500など特定の市場動向を示す指数の値動きに連動することを目指す投資方法です。積立投資とも相性が良いとされ、少額からでも始めやすいため、初心者にもおすすめされています。

本記事では、アクティブ投資との違いからインデックス投資のメリットや注意点、代表的なインデックスファンドまで、初心者にもわかりやすく解説します。


インデックス投資とは?

インデックス投資とは、特定のインデックスへの連動を目指す投資手法のことです。インデックス投資を行っている投資信託を「インデックスファンド」と呼びます。

例えばTOPIXをベンチマークとするインデックスファンドであれば、基本的にTOPIXと同じ値動きを目指して運用されます。

アクティブ投資との違い

アクティブ投資とは、ベンチマークを上回る投資成果を目指す投資手法です。アクティブ投資を行っている投資信託を「アクティブファンド」と呼びます。

インデックスファンドは基本的にインデックスと同様の銘柄で構成されますが、アクティブファンドは運用会社に所属するファンドマネージャーが、独自に銘柄を選定する点が特徴です。

調査や運用にコストがかかる分、一般的にインデックスファンドと比較して信託報酬(投資信託の運用・管理にかかる費用)が高くなる傾向があります。特にNISAなどで長期間運用する場合は大きな差となるため、銘柄選定時には信託報酬も見比べてみましょう。

こちらの記事では、松井証券のファンドアナリスト海老澤界が、インデックスファンドとアクティブファンドについてより詳しい見解を解説しています。是非ご覧ください。

主なインデックス

以下のように資産や地域などによって、さまざまなインデックスが存在します。


分類 具体例
国内株式 日経平均株価TOPIXなど
外国株式 NYダウ平均S&P500など
外国債券 FTSE世界国債、シティ世界国債インデックスなど
REIT 東証REIT指数、S&P先進国REIT指数など

同じ資産を対象とするインデックスであっても、構成銘柄などには違いがある点は理解しておきましょう。

例えば、日経平均株価は東証プライム上場銘柄のうち、代表的な225銘柄の株価で構成されています。一方、TOPIXは東証プライムに上場しているすべての銘柄で構成されています。

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インデックス投資ができる主な商品

投資信託

投資信託は、多くの投資家から集めた資金をプロの運用者が運用する商品です。インデックス投資向けの投資信託として、日経平均株価やTOPIX、S&P500などの指数に連動するファンドが多数あります。

これらは市場全体の動きを効率的に捉えられるため、個別銘柄選択のリスクを軽減できます。少額から投資可能で、自動積立が可能なため、長期的な資産形成を目指す投資家に適しています。また、運用コストが比較的低いのもインデックスファンドの特徴です。

つみたてNISA枠でインデックスファンドを購入すると、年間120万円まで非課税で投資できます。NISAを利用することにより、さらに効率的に資産形成を行うことができます。

ETF(上場投資信託)

ETFもインデックス投資の有力な選択肢です。株式と同じように取引所で売買され、特定の指数に連動することを目指します。

投資信託が1日1回算出される基準価額で取引する商品であるのに対し、ETFは市場の開いている時間中ならいつでもリアルタイムで売買が可能であるため、より機動的な投資判断が可能になります。

また、国内外の株式指数だけでなく、債券やREITなど幅広い資産のインデックスに連動するETFがあり、個別株を購入するのと同じような要領で多様な投資を行うことができます。

ETFは成長投資枠を使って購入することができるため、年間240万円まで非課税で投資することができます。NISAを利用することで、より効率的なインデックス投資が可能となります。



インデックス投資のメリットとデメリット

メリット

株式の知識がなくても始めやすい

インデックスファンドは、さまざまな指数・指標と同じ値動きを目指すので、値動きがわかりやすく、投資の初心者でも相場状況を把握しやすいメリットがあります。

個別の株式に投資する場合は、情報収集・分析をして銘柄を選定する必要がありますが、インデックスファンドであれば最初から銘柄の組み合わせが決まっているので、銘柄選びや運用の手間がかからない点もメリットです。

少額から始められる

株式は基本的に100株単位で取引が行われるため、数万円〜数十万円の投資資金が必要になります。一方、投資信託は少額からの購入も可能となっており、松井証券では100円から購入することができます。

インデックスファンドは、投資初心者や、小さい資金から運用を始めてみたい人、万が一失敗したときのリスクを最小限に抑えたい人にもおすすめです。

リスクが抑えられる

インデックスファンドは、基本的にベンチマークとする指数・指標を構成する多数の銘柄と同じ銘柄で構成されています。そのため、1本のインデックスファンドを購入するだけで、複数の地域や銘柄に分散投資するのと同じ効果が得られる点もメリットです。

分散投資で、特定の銘柄が値下がりしたとしても、ほかの銘柄の値上がり分でカバーできる可能性があり、結果として価格変動リスクを軽減できます。

デメリット

大きなリターンは得にくい

インデックス投資は、アクティブ投資や個別株への投資と比べると、大きなリターンは得にくいという面があります。

投資においてリスクとリターンは基本的に比例するため、リスクが小さいといわれるインデックス投資は、得られるリターンも少なくなりやすいといえます。

市場全体の値動きに連動した運用を目指すインデックスファンドの性質上、「1年で3〜4倍」のような極端に大きなリターンは望みにくいことを理解しておきましょう。

元本割れする可能性がある

インデックスファンドは安定したリターンが狙えると言われていますが、ほかの金融商品と同様に元本割れするリスクはゼロではありません。市場全体の値動きの影響を受けやすいため、景気の悪化やバブルの崩壊などにより市況が悪化すれば株価は落ち込み、運用成績も悪化します。

例えば、米国の代表的な株価指数である「S&P500」は、30年以上の長期で見れば右肩上がりに成長を続けています。しかし、常に右肩上がりというわけではなく、2008年のリーマンショックや、2020年のコロナショックにより数日間で20%近く下落するというショックを経験しています。

もしS&P500をベンチマークとするインデックスファンドを購入した直後にこのような暴落が発生した場合には、損失が生じ、元本割れする可能性があるでしょう。

一方で、長期投資の観点からは、このような市場の下落局面こそが投資機会となる可能性があります。市場価格が下がった時にこそ投げ売りせず、コツコツと積立投資を続けることで、将来値上がりした際の利益をより大きくする可能性を高めることができます。

株価が下落した際に追加投資をして平均取得単価を引き下げる「ナンピン買い」という手法もあります。

短期的な変動に一喜一憂せず、長期的な視点を持って継続的に投資を行うことが、インデックス投資成功の鍵と言えます。


インデックス投資で失敗しないためのポイント

リスク許容度を理解する

インデックス投資で失敗しないためには、自分のリスク許容度を理解し、それにあった銘柄選びや投資を行うことが重要です。リスク許容度とは「どのくらいの価格変動なら受け入れられるか」を表したもので、年齢や収入、保有資産、投資の目的などによっても異なります。

リスク許容度が低い場合は、国内債券型インデックスファンドや全世界型インデックスファンドを選択すると良いでしょう。リスク許容度が高い場合は、先進国株式型のインデックスファンドに投資して、積極的にリターンを狙うのも一つの手です。

リスク許容度に応じたポートフォリオを構築することで、投資の精神的な負担を減らすことができるでしょう。

松井証券では、8つの質問に答えるだけで、その回答をもとにお客様のリスク許容度や最適なポートフォリオを無料診断するロボアドバイザー「投信工房」を提供しています。ご自身のリスク許容度を確認したい際にぜひご活用ください。

分散投資を行う

インデックスファンド自体、分散投資の効果を得られる商品の一つではありますが、複数のインデックスに投資でさらにリスクを分散できます。

例えば、国内株式のインデックスファンドだけでなく、海外株式や債券のインデックスファンドにも投資で、地域や資産クラスごとのリスク分散を図ることが可能です。これにより、一国の経済状況や市場の動向に左右されにくい、より安定した投資ポートフォリオの構築が可能となります。


タマゴはひとつのカゴに盛るな

古くから伝えられてきた「タマゴはひとつのカゴに盛るな」という相場の格言。ひとつに盛ると、カゴを落としてしまった場合にタマゴが全部割れてしまいかねませんが、いくつかのカゴに分けてタマゴを盛っていれば、カゴを1つ落としてもすべてのタマゴを割ってしまうことは避けられます。集中投資を避け、リスクを分散させることの大切さを説く格言です。


低コストのファンドを選ぶ

インデックス投資で成功するためには、低コストのファンドを選ぶことも重要なポイントです。

投資信託のコストには、信託報酬や販売手数料などがありますが、これらのコストが高いと投資のリターンが減少してしまいます。連動を目指すインデックスが同じであれば、なるべく運用コストの低いファンドを選ぶことで、長期的にみてリターンを最大化できる可能性があります。

定期的にポートフォリオを見直す

投資環境や自身のライフステージの変化に応じて、定期的にポートフォリオを見直すことも重要です。例えば、リスク資産の割合が増えすぎている場合は、リバランスが必要になることもあるでしょう。リバランスとは、商品の価格変動によって資産配分が崩れてしまった場合に、資産の売買で元々設定した資産配分に戻すことです。

また、年齢やライフステージの変化によってリスク許容度が変わることもあるため、定期的な見直しを通じてポートフォリオの維持が求められます。

松井証券ではご自身で設定したモデルポートフォリオの比率になる様に自動でリバランスを行うことができる機能を提供しています。


代表的なインデックスファンド

インデックスファンドを選ぶ際、連動する指数の特徴を理解することが重要です。ここでは、初心者にもおすすめの代表的なインデックスファンドを紹介します。

TOPIX連動型ファンド

TOPIXに連動するファンドです。TOPIXは時価総額加重平均型の指数で、日本の株式市場全体をより正確に反映しています。幅広い銘柄に分散投資できるため、日本株投資の基本として適しています。

S&P500連動型ファンド

米国の代表的な株価指数S&P500に連動するファンドです。NYダウよりも幅広い500銘柄で構成され、米国株式市場全体の動向をより正確に反映します。

これらのファンドは、時価総額加重平均型の指数に連動しており、「市場そのものの形」に近いという特徴があります。多くの投資家の知恵が反映された市場全体の動きに乗ることで、効率的な投資が可能になるという、メリットがあり、実際に機関投資家などのプロの投資家は、時価総額加重平均型の指数を選ぶことが多い傾向にあります。

松井証券が提供している「投資信託ランキング」でも、S&P500と連動するインデックスファンドは頻繁にランキング上位に入っており、多くの投資家に選ばれていることがわかります。

初心者の方は、まずTOPIXやS&P500連動型ファンドから始め、徐々にグローバル株式ファンドへ視野を広げていくのがおすすめです。ただし、為替リスクや各国の経済状況など、それぞれのリスク特性を理解した上で投資することが重要です。また、定期的な積立投資を行うことで、市場変動リスクを軽減できる点も覚えておきましょう。


なお、こちらの動画では、経済アナリストの森永康平さんと松井証券シニアファンドアナリストの海老澤界が、インデックスファンドの投資先としてオルカンとS&P500を比較しながら、積立投資の基本について解説しています。

期間限定で松井証券に口座をお持ちでない方もご視聴いただけますので、資産形成のご参考にぜひご覧ください。



インデックス投資に関するよくある質問

Q.インデックス投資に向いている人は?

インデックス投資は、個別株選びや市場タイミングを気にせず、長期的な資産形成を目指す人に適しています。市場全体の成長を信じ、安定したリターンを求める投資家や、時間をかけてじっくり資産を増やしたい人に向いています。

市場の平均的なパフォーマンスを追求する投資家、そして資産運用を始めたばかりの初心者にもおすすめの投資方法と言えるでしょう。

Q.インデックス投資の始め方は?

インデックス投資を始めるには、まずは金融機関で口座を開設することから始めます。多くの場合、オンラインで簡単に口座開設ができます。松井証券では口座開設の流れからログイン、入金、取引方法までをわかりやすく説明した動画も配信しており、初心者の方も安心して始めることができます。

口座開設後は、日経平均株価やTOPIX、S&P500など様々な指数に連動するファンドがありますので、運用コストや資産規模、運用実績などから、投資対象を選びましょう。

松井証券で取り扱っている投資信託は、こちらのページで様々な条件から検索いただけます。


これから資産運用を始める人にはインデックス投資がおすすめ

インデックス投資は、手軽に分散投資ができ、値動きがわかりやすい特徴があるため、投資初心者でも取り組みやすい投資手法の一つです。ただし、元本割れするリスクがないわけではないため、長期的な目線で運用や、リスク許容度に合わせたポートフォリオの構築などを心がけましょう。

インデックスファンドの購入を検討している方は、松井証券での口座開設をおすすめします。松井証券では、毎月100円から投資信託の積立が可能です。とくにNISA口座の取引なら、投資信託だけではなく日本株や米国株の取引手数料も無料なので、コストを抑えて投資に取り組めます。この機会に口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。


著者プロフィール

松井証券WEBサイト編集チーム

松井証券WEBサイト編集チーム

「投資をまじめに、おもしろく」を目指して、株式投資(日本株・米国株)、投資信託、FX、NISA、先物・オプション取引などの用語解説や取引の魅力などについて発信し、皆さんの資産形成をサポートします。


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