株価の変動に一喜一憂しない!配当利回りに着目した投資方法 株価の変動に一喜一憂しない!配当利回りに着目した投資方法。

「株を買っても下がったらいやだな。」「毎日株価の変動を気にする生活はしたくないな。」と感じる方もいると思います。
株式取引では、株価の値上がり益に期待する投資方法に加えて、配当金に期待する投資方法もあります。
ここでは、高配当を期待できる銘柄の探し方を紹介します。さらに、利益の大部分が分配されるREITも紹介します。

高配当銘柄を探してみよう!

配当利回りが高い銘柄の探し方

年間の配当金を株価で割った値を、配当利回りと呼びます。
この配当利回りが高い銘柄を、QUICK情報(有料)の銘柄スクリーニングで探してみましょう。

【操作案内】 配当利回り3%以上の銘柄を探す開く

  1. 1 QUICK情報を起動する
  1. 2 銘柄スクリーニングを選択する
  1. 3 「配当金で探す」を選択し、配当利回りの下限値を入力して検索する

ここも確認しよう!

1株あたりの利益が配当額を上回っている

利益を上回る額を配当するには、企業が蓄えた余剰金を取り崩す必要があり、それを継続することはできません。配当額が1株あたりの利益を上回る状態が続いている銘柄は注意した方がよいでしょう。

継続して配当している

業績の変動が大きな業種などでは、直近の配当がたまたま大きかった可能性があります。また、記念配当などで一時的に配当金を増額している場合もあります。数年間、継続して同水準の配当を行っているか確認しましょう。

最近大きく値下がりしていない

株価が大きく下がったために、一時的に配当利回りが高くなっている場合があります。値下がりしている場合は、一時的なものか、業績悪化懸念によるものかチャートやニュースなどで確認しましょう。

【操作案内】 QUICK情報で上記3つのポイントを確認する開く

  1. 1 銘柄名または銘柄コードを入力して「表示」をクリックする
  1. 2 「決算」を選択して、一株利益と一株配当の推移を確認する
    ※当社(松井証券)を例にして、確認方法をご案内します。
  1. 3 「チャート」を選択して、株価の推移を確認する

配当を手に入れるには、権利付き最終日までに購入を!

配当を受け取るには、権利付き最終日までに株式を買付し、保有していなければなりません。
過去の配当月や配当額は、QUICK情報で確認できます。配当月は、過去の実績を踏襲されることが多いですが、最新の情報を企業のHPなどで確認しましょう。

ワンポイントアドバイス 権利落ち日の株価は下落しやすい

権利付き最終日の翌営業日の「権利落ち日」は、配当金や株主優待の価値の分だけ、株価が下落する傾向があります。
権利付き最終日に購入して保有していていれば、配当を受け取ることができますが、その分株価が下落するリスクがあることを頭に入れておきましょう。

「REIT」の分配金にも目を向けてみよう!

REITとは

REIT(リート、不動産投資信託)は、投資家から集めた資金で、オフィスビルやマンションなどの不動産を購入し、そこから生じた賃料などの収益を投資家に分配する投資商品です。
REITを購入すると、株式の配当と同じように「分配金」を受け取ることができます。また、REITは株式と同様に市場で売買することができます。

REITは利益の大部分が分配される

REITの運営は、不動産運用の専門家で構成される不動産投資法人が担い、複数の不動産物件に投資をしてリスクの分散を図りながら収益を上げます。
そして、収益から各種費用を除いた額の大部分が、分配金として分配されます。

どうして、利益の大部分が分配されるの?

分配を促す法規制があるからです。
通常、法人の利益には法人税がかかるのですが、不動産投資法人では配当可能利益の90%以上を投資家に配分することを条件に法人税が免除されます。 法人税が引かれてしまうと配分する金額が大きく減ってしまい、競争上不利になるため、各社とも分配金の割合を高く設定しています。

分配金利回りが大きなREITを探してみよう

株価の配当利回りにあたるものを、分配金利回りと呼びます。
分配金利回りは、こちらから検索できます。

ワンポイントアドバイス NAV倍率

NAV倍率は、株式のPBR(株価純資産倍率)に似た指標で、REITの時価総額が、純資産価値(保有する不動産などの資産から負債を引いた額)に対して何倍かを表した数値です。一般的に1倍より低いと割安、高いと割高と言えます。NAV倍率が1を大きく超える銘柄は、選ばない方が無難と言えるでしょう。
NAV倍率は、こちらから検索できます!

分配金を手に入れるには、権利付き最終日までに購入を!

分配金を受け取るには、権利付き最終日までにREITを購入し、保有している必要があります。
決算月は、こちらから一覧で確認することができます。
権利落ち日の価格は下落しやすいのも、株式と同様ですので、頭に入れておきましょう。

注意事項

個別の銘柄については、参考として記載したものであり、その銘柄の売買を推奨するものではありません。

リスクおよび手数料などについて

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