コーポレートガバナンス

基本的な考え方

当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を達成するために、経営環境の変化に対して迅速、柔軟且つ的確に対応できる効率性の高い経営システムを整備、運用すること、経営の健全性と経営状況の透明性を維持すること、株主をはじめとするステークホルダーとの信頼関係を維持することを経営の基本方針としています。

これらの実現のために、コーポレートガバナンスの充実を図ってまいります。

コーポレートガバナンスに関する報告書 (PDFファイル 138KB)

コーポレートガバナンス・コードの各原則に対する当社の取組み (PDFファイル 978KB)

2024年12月6日現在

ガバナンス体制

当社は、経営の意思決定及び監督機関としての取締役会、業務執行の全般的統制を図る機関として高度な専門性を備えた執行役員で構成された経営会議によるマネジメント体制を採用し、変化の激しい金融市場の影響を受ける経営環境へ適時適切に対応しています。経営監視の点においては、取締役の過半数を社外取締役としており、これら社外取締役における監督、監査等委員会による監査を実施することで、企業統治が十分に機能していると考えています。

体制図

体制図 Organization chart

取締役会の構成

2025 2024 2023 2022
取締役会の人数 9 15 15 15
うち社外取締役の人数 5 5 5 6
取締役会のダイバーシティ
(女性役員)
2 2 2 1
取締役会における
女性役員の割合
22% 13% 13% 7%

取締役会の実効性評価

当社取締役会は、2023年度における取締役会の実効性について、分析・評価を行いましたので、その結果の概要を以下の通り開示します。

評価方法・プロセス

当社取締役会は、全取締役に対して第三者評価機関によるアンケートとインタビューを実施し、取締役会の実効性に関する評価、課題について結果を取りまとめ、共通する課題を抽出しました。それらを踏まえ、当社取締役会における議論を経て、取締役会の実効性に関する分析・評価を行いました。

評価項目

  • 取締役会の役割・プロセス・構成
  • 経営戦略・リスク管理に対する取締役会の関わり
  • 取締役会の運営(議題設定、審議時間、事前準備・サポート体制)
  • 委員会の役割・運営(役割、メンバー構成、開催頻度、討議内容)
  • ステークホルダーとの関わり
  • 自己評価

分析・評価結果

取締役会の実効性に大きな問題がないことを確認しました。一方、取締役会の役割と構成について、より一層議論を深め取り組みを進める必要性を確認しました。

当社取締役会は、上記の結果を踏まえ、取締役会の実効性向上に向けて取り組んでまいります。

取締役会のスキルマトリクス

当社の役員の名前を騙った偽広告が、確認されています。詳細はこちらをご覧ください。

氏名
役職
委員会 経験
指名
報酬
監査 企業
経営
金融
業界
マーケ
ティン
IT DX
情報セ
キュリ
ティ
財務
会計
企業
金融
法務
コンプ
ライア
ンス
サステ
ナビリ
ティ
和里田 聰
代表取締役 社長執行役員
鵜澤 慎一
取締役 専務執行役員
松井 道太郎
取締役
小貫 聡
社外取締役
堀 俊明
社外取締役
高橋 武文
取締役(常勤監査等委員)
川西 拓人
社外取締役(監査等委員)
小駒 望
社外取締役(監査等委員)
塩見 めぐみ
社外取締役(監査等委員)

◎…委員長
…委員

役員の選任理由

当社の役員の名前を騙った偽広告が、確認されています。詳細はこちらをご覧ください。

和里田 聰

代表取締役 社長執行役員

証券業界において長年の経験があり、個人向け業務、コーポレートファイナンス、資本財務戦略の策定等の投資銀行業務を含む証券事業全般について豊富な見識を有しております。当社に入社以降は、営業部門の担当役員として、マーケティング戦略、新規事業戦略、広報戦略を立案・遂行し、経営管理・IRを統括するなど、会社経営の重要な部分を担って参りました。2020年度からは代表取締役社長として、当社の経営全般を牽引しております。今後も、当社の持続的な成長と企業価値の向上に貢献すると判断しています。

鵜澤 慎一

取締役 専務執行役員

長年に渡り当社の財務部門を牽引し、財務及び会計に関する豊富な経験と見識を有しております。また、証券決済業務の豊富な経験を有するほか、与信管理体制の構築及び強化を担って参りました。加えて、オンライン証券において重要なシステムリスク管理について、その体制の構築及び強化を牽引するなど、当社の経営を適切に遂行するための豊富な経験と見識を有しております。引き続き当社の企業価値向上に適任と判断しています。

松井 道太郎

取締役

当社に入社後、社長直轄プロジェクトのプロジェクトリーダーとして、「新しい松井証券」を創るための全社的な意識改革を主導し、2020年度からは戦略部門の担当役員として、当社の経営企画・管理を統括して参りました。今後も創業家の代表者として、長期的な視点を持ちながら会社経営全般に関わり、当社の成長戦略の立案・遂行に貢献すると判断しています。

小貫 聡

社外取締役

証券業界及び運用業界において経営職を歴任し、投資顧問会社の代表取締役を務めるなど企業経営者としての経験もあり、金融業界全般に関する幅広い知見や金融機関経営の豊富な経験を有しております。これらの経験・見識に基づく客観的な視点から、当社の経営の監督及び経営全般の助言をしていただくこと、また指名報酬委員会の一員として業務執行の適切な評価と監督を行っていただけると判断しています。

堀 俊明

社外取締役

金融情報サービス業において取締役副社長の経験を有し、企業経営者としての豊富な経験と幅広い見識を有しております。金融業界全般に関する幅広い知見や、マーケティング・ITの領域でも豊富な経験があります。これらの経験・見識に基づく客観的な視点から、当社の経営の監督及び経営全般の助言をしていただくこと、また指名報酬委員会の一員として業務執行の適切な評価と監督を行っていただけると判断しています。

高橋 武文

取締役(常勤監査等委員)

当社のコンプライアンス、内部監査、検査対応等の分野において長年の経験を有し、証券業に関する法令等に精通し、専門的な見識を有しております。2019年4月からは内部監査室長として、2023年6月からは常勤の監査等委員として、当社の監査体制の強化に取り組んで参りました。これまで培った知識と経験を活かし、監査・監督等の職務を今後も適切に遂行できると判断しています。

川西 拓人

社外取締役(監査等委員)

弁護士として、企業法務及び金融機関のコンプライアンス、規制対応に関する豊富な経験と専門的な知識を有しております。また、金融庁検査局の検査官、上場会社の社外取締役、非上場会社の金融機関の社外取締役及び社外監査役としての経験を有しております。当社の経営の重要事項の決定や業務執行の適法性や妥当性を監査する監査等委員として、独立した公正な監査を行っていただけると判断しています。なお、同氏は社外取締役又は社外監査役となること以外の方法で会社経営に関与したことはありませんが、上記の理由により、監査等委員である社外取締役としての職務を適切に執行できると判断しています。

小駒 望

社外取締役(監査等委員)

公認会計士としての豊富な経験と財務及び会計の専門的な知識を有しております。また、上場会社の社外取締役、社外監査役、非上場の金融機関の監査役としての経験を有しております。当社の経営の重要事項の決定や業務執行の適法性や妥当性を監査する監査等委員として、独立した公正な監査をしていただけると判断しています。なお、同氏は社外取締役又は社外監査役となること以外の方法で会社経営に関与したことはありませんが、上記の理由により、監査等委員である社外取締役としての職務を適切に執行できると判断しています。

塩見 めぐみ

社外取締役(監査等委員)

長年にわたり外資系の日用品・製薬メーカーでの要職を経験し、現在は、外資系コンサルティング企業の日本法人で財務担当の取締役を務めており、経営管理・財務・会計・内部監査での豊富な経験と知識を有しております。また、女性役員としてDiversity&Inclusion活動にも積極的に関わり、貢献してきました。当社の経営の重要事項の決定や業務執行の適法性や妥当性を監査する監査等委員として、独立した公正な監査と、経営目標である多様性のある自律的な組織作りへの助言をしていただけると判断しています。

取締役会・各委員会への出席状況

取締役会 監査等委員会 指名報酬委員会
和里田 聰 100% - 100%
鵜澤 慎一 100% - -
松井 道太郎 100% - -
小貫 聡(社外) 100% - 100%
堀 俊明(社外) 100% - 100%
髙橋 武文 100% 100% -
川西 拓人(社外) 100% 100% -
小駒 望(社外) 100% 100% -

2024年度
取締役会 18回開催
監査等委員会 8回開催
指名報酬委員会 5回開催