2022年6月6日
2024年からNISA制度が新しくなります。
より多くの方々に長期・積立・分散投資を始めるきっかけにしてもらうための制度変更です。制度の変更点をしっかりおさえていただくため、NISA制度変更のポイントについてまとめました、ぜひご活用ください。
- ※ 記載内容は2022年5月時点の内容です。新NISA制度はまだ確定されていないため、今後記載の内容から変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。
新「一般NISA」 ~2024年から開始~
非課税期間が5年間の「一般NISA」については、当初2023年で制度終了のところ、口座開設可能期間が5年間(2028年まで)延長されることになりました
この延長される5年間(2024年~2028年まで)は、より多くの方々に長期・積立・分散投資を始めるきっかけとなるよう、2階建ての新しいNISAに生まれ変わります。
なお、現行の一般NISAから新NISAへの移行は自動で行われるため、改めてマイナンバー確認書類等の提出は不要となっています。
主な変更点
一般NISA (2023年まで) |
新NISA (2024年~) |
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非課税になる投資金額 | 年間120万円 | ![]() |
【2階部分】:年間102万円 【1階部分】:年間20万円 |
非課税期間 | 5年間 | 5年間 | |
投資対象 | 株式・投資信託 | 【2階部分】:株式・投資信託 【1階部分】:金融庁の基準を満たした投資信託(つみたてNISAと同じ) |
新NISA:2階建てのイメージ
- ※1 ただし、レバレッジ型投資信託、整理・監理銘柄は除きます。
- ※2
例外として、以下のいずれかに該当する旨届出を行った場合は、1階部分の積立を利用せず、2階部分で上場株式のみに投資することが可能です。
①過去にNISA口座を開設していた
②過去に証券投資を行ったことがある
ただし、使用できる非課税枠は2階部分の「102万円まで」になりますのでご注意ください。
つみたてNISA ~仕組みはそのまま、2042年まで5年延長~
つみたてNISAの口座開設期間が5年延長され、「2037年→2042年」までとなりました。
年間の投資上限や、非課税期間等の仕組みに変更はありません。
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つみたてNISAの概要
対象者 | 口座開設をする年の1月1日時点において満20歳以上の国内居住者 (2023年1月1日以降は18歳以上) |
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年間非課税投資枠 | 年間40万円 |
投資対象商品 | 一定の要件を満たした投資信託等
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非課税対象期間 | 投資した年から最長20年間 |
口座開設期間 | 2042年開始分まで |
ジュニアNISA ~2023年末で制度終了~
ジュニアNISAは2023年末をもって終了となり、延長されません。
2024年以降は、18歳までの払い出し制限が撤廃されるため、年齢にかかわらず非課税での払出が可能となります。その際は一部ではなく全額の払い出しが必要で、ジュニアNISA口座は廃止することになります。
ジュニアNISAの概要
対象者 | 口座開設をする年の1月1日時点において満20歳未満の国内居住者(0〜19歳まで) (2023年1月1日以降は18歳未満) |
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年間非課税投資枠 | 年間80万円 |
投資対象商品 | 上場株式、投資信託、ETF(上場投資信託)、ETN(上場投資証券)、REIT(不動産投資信託)等の譲渡益・配当等
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非課税対象期間 | 投資した年から最長5年間 |
投資期間 | 2023年12月末まで |
詳細は金融庁のお知らせをご確認ください。