【FX】自動売買に適した通貨ペア「ノルウェー/スウェーデン(NOK/SEK)」を含め、新たに10通貨ペアの取り扱いを開始

2025年7月14日

【FX】自動売買に適した通貨ペア「ノルウェー/スウェーデン(NOK/SEK)」を含め、新たに10通貨ペアの取り扱いを開始

松井証券(以下、当社)は2025年7月26日(予定)に、レンジ相場になりやすく自動売買に適した通貨ペアである 「ノルウェー/スウェーデン(NOK/SEK)」を含めた10通貨ペアの取り扱いを開始します。
これにより、取り扱い通貨ペア数は合計32通貨ペアになります。

自動売買に適した通貨ペア「ノルウェー/スウェーデン(NOK/SEK)」の特徴

①レンジ相場になりやすい

基準レートからの変動率
  • 集計期間:2020年7月1日~2025年6月30日
  • 出所:Bloombergのレートを基に当社で作成
  • 基準レート:2020年7月1日の終値
  • 各データは2020年7月1日の終値÷各日足終値で算出

ノルウェーとスウェーデンは地理的に近く経済的な結びつきが強いことから、レート両国の通貨は同じような値動きをする特徴があり、直近10年のレートは0.95~1.10の間で推移しています。
また、過去5年間で、米ドル/円は変動率が基準日対比(2020年7月1日の終値)で最大30%以上となっており、大きく価格が変動しています。一方で、自動売買向き通貨ペア(「豪ドル/NZドル」・「ユーロ/ポンド」・「ノルウェー/スウェーデン」)は、変動率は基準日対比でおおむね-10%~10%の範囲内で推移しており、安定したレンジを形成しています。
FX自動売買は、”レンジ相場”で利益を追求することができるため、ノルウェー/スウェーデンは自動売買初心者の方でも取り組みやすい通貨ペアとなっています。

松井証券 100円から自動売買をわかりやすく 

② 自動売買に適した通貨ペアの中でも値動きが大きく、利益獲得の機会が多い

レンジ相場になりやすく、自動売買で人気の高い通貨ペアには「豪ドル/NZドル」や「ユーロ/ポンド」があります。しかし、「ノルウェー/スウェーデン」は他の自動売買に適した通貨ペアと比較してレンジ内での値動きが大きく利益獲得の機会が多いため、より大きな利益を積み重ねることが期待できます。

過去5年の値動き幅の総計
  • 集計期間:2020年7月1日~2025年6月30日
  • 出所:Bloombergのレートを基に当社で作成
  • 集計期間内の各日足の高値と安値の差の合計値(pips表示)

松井証券マーケットアナリスト 鈴木翔が
「ノルウェー/スウェーデン」を解説

鈴木 翔

ノルウェー/スウェーデンの直近の相場観

2025年7月4日現在、ノルウェーの政策金利は4.25%、スウェーデンの政策金利は2.00%となっています。
通常であれば、金利の高いノルウェークローネに資金が流入し、ノルウェー/スウェーデンの上昇が見込まれますが、2023年以降、ノルウェーとスウェーデンの金利差が拡大する中でもノルウェー/スウェーデンは低下を続けています。
その理由は原油価格の動向にあると考えられます。
ノルウェーの主要産業は石油・ガス生産業で石油・ガスの輸出は輸出の約70%を占めている産業構造の特性から、ノルウェークローネは原油価格の動向に左右されやすく、ノルウェー/スウェーデンも原油価格との相関関係が一定程度確認されています。
実際、2020年以降、原油価格の上昇とともにノルウェー/スウェーデンは上昇し、2022年の原油価格ピークアウトとともに下落しています。

今後は、上値の重い展開が続くとみられます。原油価格は世界的な景気減速懸念やOPECプラスによる増産などを受け、軟調な展開が想定され、ノルウェー/スウェーデンの上値抑制要因となります。一方、ここ数年、ノルウェー/スウェーデンは下落基調が続いていたため、割安の修正が入る可能性があります。また、EUが推し進める「再軍備計画」が軍需産業のさかんなスウェーデン経済を上向かせるとの思惑が広がり、スウェーデンクローナ買いが進んでいます。これらの買い材料と売り材料の綱引きの中で1.00を挟んでの値動きが続く可能性が高いと考えます。

運用の際に気をつけるポイント

ノルウェー/スウェーデンはトレンドが発生すると一方向に動く傾向があります。
2022年から続いていた下落トレンドは2025年4月安値0.9065でボトムアウトしたとみられますが、先行き原油価格の上昇が見込みづらいことやノルウェー/スウェーデンは値動きが大きい特徴があることなどから、再度0.90割れを試しに行く可能性には留意する必要があります。
0.90を割り込んだ場合は下落が加速する可能性もあるため、戦略の見直しを検討する必要があるでしょう。

鈴木 翔

松井証券 マーケットアナリスト
ディーラー経験ならではの先見性と客観性で、あらゆるマーケット参加者の心理から相場動向を分析

略歴
地方銀行、ネット銀行の運用部門で国内外の債券や株式などのディーラーを経験。松井証券に入社後はディーラーの経験を活かし、マーケットアナリストとして金利動向を踏まえた市場分析や、機関投資家・個人投資家などの投資家動向を組み合わせたマーケット情報などを提供している。

新規取り扱い通貨ペアのスプレッドも業界最狭水準!

当社では、「ノルウェー/スウェーデン」も含めて、下記表に記載の10通貨ペアの取り扱いを新たに開始します。
新規に取り扱いを開始する通貨ペアについても、業界最狭水準(※1)で提供します。
なお、「ノルウェー/スウェーデン」については、取り扱い各社(※2)の中で唯一、原則固定によるスプレッド提示を縮小スプレッドで提供しています。

通貨ペア 注文数量別スプレッド 原則固定(例外あり※3)
数量上限以内の成行(ストリーミング)注文・成行決済 左記以外の注文
縮小スプレッド 数量上限 通常スプレッド
ハンガリー/円(HUF/JPY) 0.6 100,000 0.6
ポーランド/円(PLN/JPY) 2.8 10,000 3.8
ノルウェー/円(NOK/JPY) 1.9 10,000 3.6
スウェーデン/円(SEK/JPY) 1.9 10,000 3.6
人民元/円(CHN/JPY) 0.8 10,000 0.9
豪ドル/カナダ(AUD/CAD) 3.0 10,000 4.5
NZドル/カナダ(NZD/CAD) 3.0 10,000 4.5
ユーロ/NZドル(EUR/NZD) 2.9 10,000 4.5
ポンド/NZドル(GBP/NZD) 3.8 10,000 4.8
ノルウェー/スウェーデン(NOK/SEK) 4.8 10,000 原則固定対象外
  • 縮小スプレッドが適用される注文種類は、次の通りです。
    「数量上限」以内のストリーミング注文(スピード注文からの発注を含む)・IFD注文、IFO注文において新規注文が成行(ストリーミング)の場合の新規注文部分・成行決済注文
  • 広告掲載日:2025年7月14日
  • スプレッドは、pipsで表示しています。
    pips(ピップス)とはなんですか(Q&A)
  • 決済通貨は日本円です。外貨による損益は当社のレートにて円に換算します。
  • 提示スプレッド等に関する実績情報はこちらです。
    提示スプレッド等に関する実績情報【縮小スプレッド】
    提示スプレッド等に関する実績情報【通常スプレッド】
  • 1FXサービスの取扱い業者10社(SBI証券、楽天証券、三菱UFJ eスマート証券、外為どっとコム、DMM.com証券、トレイダーズ証券、ヒロセ通商、マネックス証券、GMOクリック証券、GMO外貨)の中央値と比較。2025年7月7日時点、当社調べ。
  • 2ノルウェー/スウェーデンの取扱い業者(マネースクエア、インヴァスト証券)
  • 3上記スプレッドは、市場の急変時(震災などの天変地異、その他外部要因)や、市場の流動性が低下している状況(平日早朝や週初、週末、年末年始、クリスマス時期など)、重要指標発表時間帯などにより、やむを得ず提示以外のスプレッドになることもあります。

書面の改定について

次のとおり、書面の改定を行います。(2025年7月19日改定、2025年7月26日施行)
改定の内容についてご質問がある場合には、松井証券FXサポートまでお問い合わせください。
7月19日(土)メンテナンス明け以降にログインすると、契約締結前交付書面が表示されます。書面をご確認のうえ、ログインしてください。

FXの契約締結前交付書面等はどのように確認すればよいですか (Q&A)

改定

主な改定内容

主な改定内容は次のとおりです。

書面 主な改定内容
店頭デリバティブ取引に係るご注意および外国為替証拠金取引の契約締結前交付書面、金銭・有価証券の預託、記帳および振替に関する契約のご説明・株式等振替決済口座管理約款、上場有価証券等書面、保護預り約款
  • 取引通貨ペアの拡充、トレール注文の追加に伴う改定
  • その他、所要の改定

リスクおよび手数料などについて