ブルベア型投資信託に関する松井証券の考え方

ブルベア型投資信託とは、先物取引等を利用して、基準となる指数の値動きを大幅に上回る投資成果を期待する投資信託です。

ブル型の投資信託は、相場が上昇したときに、基準となる指数の騰落率を上回る利益が出るように作られています。逆に、ベア型の投資信託は、相場が下落したときに、基準となる指数の騰落率を上回る利益が出るように作られています。ただし、例えば、レバレッジが2倍のブル型投資信託の場合、日々の値動きは指数の2倍の値動きになりますが、2日間以上離れた期間の騰落率は複利効果により2倍になりません。また、ブルベア型投資信託は、市場がもみ合いになった場合、基準価額が押し下げられる特徴があります。したがって、松井証券ではブルベア型投資信託を短期取引向けの商品と考えています。

ブルベア型投資信託の特徴

日経平均株価に連動するレバレッジ2倍のブル型投資信託、ベア型投資信託を例に下図で説明します。日経平均株価は基準日からもみ合い、4日後に元の水準へ戻っていますが、ブルベア型投資信託はいずれも、4日後の価格が基準日の価格を下回っています。

ブルベア型投資信託の特徴
  • 対象となる指数に対して一定倍率での投資成果を目指して運用されるため、対象となる指数が上昇または下落した場合、当該指数に比べ大きな損失が生じる可能性があります。
  • ブルベア型投資信託は通常の投資信託に比べ、申込締切時間が早く設定されています。詳しくは取引ルール等をご確認ください。
  • 投信工房のロボアドバイザーで提案するポートフォリオには、ブルベア型投資信託は入りません。
  • ブル(レバレッジ)型、ベア(インバース)型の投資信託の価額の上昇率・下落率は、2営業日以上の期間の場合、同期間の原指数の上昇率・下落率に一定の倍率を乗じたものとは通常一致せず、それが長期にわたり継続することにより、期待した投資成果が得られないおそれがあります。したがって、ブルベア型の投資信託は、中長期にわたる投資の目的に適合しない場合があります。

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