イギリス
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国の概要
イギリスは面積は日本の3分の2程度、人口は日本の半分を若干超える程度ですが、経済は発展しており、英ポンドで見る経済規模はインドに次ぐ世界6位となっています。また、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの元首としてイギリス国王が統治する形を維持しており、欧州以外にも結びつきの強い国が多くあります。
一時は「英国病」と言われるほど、イギリスの経済が混沌とした時期がありましたが、EU加盟国の一員としてその後、金融・製造を中心としてイギリス経済は復活傾向を強めています。しかし、2016年国民投票により予想外といえるEU離脱を決め、2020年にEUから離脱を果たしました。
EU離脱後はEU圏との貿易に関税が発生、通商協定によって関税回避を目指していますが、関税に係る手続きもありEU域内との貿易は縮小していく可能性もあります。EU以外との自由貿易協定(FTA)締結を推進しているものの、イギリス国内の生産やサービス拠点を欧州に移転する動きも多く見られ将来の経済停滞の懸念は払拭しきれていません。
通貨の概要
イギリスの通貨は英ポンド(GBP)と呼ばれ、第2次大戦以前は基軸通貨として世界中に流通していました。アメリカ経済の躍進により米ドルに基軸通貨の地位を譲ったものの、米ドル、ユーロ、日本円に次いで外国為替市場で4番目に取引されている通貨です。EU参加時に英ポンドは独マルクに対して変動幅を決められていましたが、欧州通貨危機時には投機筋を中心とした英ポンド売りに対して英ポンドを支えきることができず、欧州通貨は英ポンドに限らず変動幅の拡大を余儀なくされています。こういった事象もあり、欧州の単一通貨採用が進む中で英ポンドは通貨統合からは距離を置き、その後はEUからも離脱することになっています。EU離脱後にイギリスの産業空洞化懸念もあり英ポンドを売り込む動きが強まりましたが、その後は積極的な自由貿易協定締結もあり最近の英ポンドは落ち着いた動きを見せています。
政策金利の推移
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国勢データ
政治体制 |
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議会制度 |
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国土面積 | 243千km2 |
主要産業 | 自動車、航空機、電気機器、エレクトロニクス、化学、石油、ガス、金融 |
貿易収支(2022年) | △2,305億 英ポンド |
外貨準備高(2022年) | 1,583 英ポンド |
対外債務残高 | 7兆2990億 英ポンド |
中央銀行 | イングランド銀行(BOE) |
金融政策決定機関 |
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主な祝祭日(2024年)
1月1日 | バンクホリデー(Bank Holiday) |
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3月29日 | グッドフライデー(Good Friday) |
4月1日 | イースターマンデー(Easter Monday) |
5月6日 | メーデー(May Day) |
5月27日 | スプリングバンクホリデー(Spring Bank Holiday) |
8月26日 | サマーバンクホリデー(Summer Bank Holiday) |
12月25日 | クリスマス(Christmas Day) |
12月26日 | ボクシングデー(Boxing Day) |