【カモメうみねこの運用アイデア】
#カモメのオセアニア ~豪ドル/NZドルのリピート型自動売買~

カモメうみねこ

カモメうみねこ

1通貨から取引できる松井証券FXの特徴をフル活用。注文数が多くても少額から始められる自動売買戦略です。リピート型自動売買と相性の良い豪ドル/NZドルで注文値幅を限界まで密にし、3種類の益出し幅を併用することで安定したキャッシュフローと利益の最大化を両立します。

カモメうみねこさんに、「#カモメのオセアニア」という戦略を教えてもらいました。
「1通貨単位の取引」の利点を活用した、松井証券 FXならではの自動売買戦略です。

おすすめ設定例

  • 通貨ペアは豪ドル/NZドルです。
  • この戦略のベースになるのは、一般的に「ハーフ&ハーフ」と呼ばれている手法です。「ハーフ&ハーフ」では、ある価格を基準に、それ以上の価格帯には売り設定を、それ以下の価格帯には買い設定を配置します。
  • 今回の戦略は「ハーフ&ハーフ」を発展させたもので、買い設定3つと売り設定3つ、計6個の設定を以下の配置で組み合わせます。それぞれの設定の役割はページ下部の「おすすめポイント」をご覧ください。

売り設定

売りサブレンジ

  • 注文レンジ:1.0720~1.1500(合計注文本数:15)
  • 注文値幅:20pips
  • 益出し幅:500pips

売りコアレンジ①

  • 注文レンジ :1.0700~1.1200(合計注文本数:21)
  • 注文値幅:20pips
  • 益出し幅:100pips

売りコアレンジ②

  • 注文レンジ:1.0760~1.1210(合計注文本数:21)
  • 注文値幅:20pips
  • 益出し幅:50pips

買い設定

買いコアレンジ①

  • 注文レンジ:1.0300~1.0840(合計注文本数:23)
  • 注文値幅:20pips
  • 益出し幅:100pips

買いコアレンジ②

  • 注文レンジ:1.0310~1.0800(合計注文本数:23)
  • 注文値幅:20pips
  • 益出し幅:50pips

買いサブレンジ

  • 注文レンジ:1.0000~1.0780(合計注文本数:15)
  • 注文値幅:20pips
  • 益出し幅:500pips

おすすめポイント ~安定したキャッシュフローと利益の最大化を両立~

2014年以降のチャートでレンジを想定し、おおよそ中央の1.0750をハーフ&ハーフの境目としています。買いレンジと売りレンジが決まったら、次に出現頻度を基準にコアレンジとサブレンジに分けます。
出現頻度の高いコアレンジは2種類の益出し幅100pipsと50pipsを併用します。益出し幅50pipsの注文で細かな値動きを拾いながら、益出し幅100pipsの注文で高い利益率を維持します。コアレンジ帯に2つの自動売買設定を重ねているのはこのためです。一方、出現頻度が低いサブレンジは益出し幅をなるべく大きくして(500pips)利益を最大化します。
これにより、コアレンジでは取りこぼしを最小限にしたキャッシュフローを実現させ、サブレンジでは広い益出し幅で大きな利益を狙います。

運用のチェックポイント

  • 豪ドル/NZドルは近年ではレンジが非常に狭く、多くのリピートを期待できる通貨ペアです。レンジが狭いほど必要証拠金が少なくレバレッジが効くため、リピート型自動売買に適しています。
  • この戦略の大きな特徴は、含み損期間を最短化し出口戦略を計画しやすい点です。相場の動向により止む無く運用を停止する場合のメンタル負担を軽減することができます。
  • また、人力では困難な約定頻度で自動売買ならではの取りこぼしの少なさを実感できる点でも満足度の高い戦略と言えると思います。
  • コアレンジとサブレンジそれぞれに最適な益出し幅を設定し、さらにコアレンジでは2種類の益出し幅を併用します。
  • レンジ下抜けはいずれ元に戻ると読み放置します。一方で、レンジ上抜けはこの戦略の最大のリスクとなるため、潔く損切りし運用を中断します。上抜けを含んだ豪ドル/NZドルの設定は魅力が少ないためおすすめしません。
  • 合計注文数が多いため必然的に必要予算も多くなりますが、松井証券 FXの特徴である1通貨単位の取引を活用して総予算を調整することで、少額から運用することができます。
  • 最適な益出し幅やレンジ設定の考え方の詳細は私のブログでも紹介しています。
  • 記事執筆日:2023年12月19日
  • 記事掲載日:2024年5月2日

レポート作成者について・関連サイト

カモメうみねこ

元子役モデル・タレントで現在はデザイナーという珍しい経歴。
株式からFXまで多岐に渡る投資戦略を紹介。
資産運用の日誌をほぼ毎日更新し、新鮮な情報を届けている。

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