【為替研究所】中東情勢が追い風!?
ノルウェー/スウェーデン 自動売買戦略
記事掲載日:2026年3月25日
為替研究所
ノルウェー/スウェーデンは、イラン情勢で注目の「原油価格」に連動しやすく、買いポジションではスワップポイントも貰える注目の通貨ペアです。
松井証券のノルウェー/スウェーデンはスプレッド・スワップポイントともに自動売買の中でもトップレベル(※)、最低単位取引は1通貨で非常に少額から取引できるので、ぜひ色々とやってみてください!
- ノルウェー/スウェーデンについて、自動売買の取扱い業者(マネースクエア、インヴァスト証券)のリピート系注文に適用されるスプレッド・スワップと比較。2026年3月17日時点、当社調べ。
為替研究所さんに、自動売買に適した通貨ペア、ノルウェー/スウェーデン(NOK/SEK)の設定を教えてもらいました。
為替研究所さんも50万円を必要資金として、買い設定①の表に記載の数量で運用しているとのことです。
また、注文数量によって必要資金は調整できるため、初心者の方でも始めやすい運用設定となっています。
① 自動売買設定
買い設定① 原油弱気見通し版
ノルウェー/スウェーデン
2024年12月~2026年3月(週足)
| 注文レンジ | 0.89~0.95 |
|---|---|
| 数量 | 0.5万通貨 |
| 注文値幅 | 10pips |
| 益出し幅 | 20pips |
| 運用停止ライン | なし |
| 必要資金目安 | 0.1万通貨あたり10万円 |
この設定は、「ノルウェー/スウェーデンの歴史的安値圏だけを狙い撃つ」戦略です。具体的には、以下のケースを重視した設計になっています。(2026年3月時点で私も実際にこの設定で運用しています)
- 【1】原油に対して弱気な見通しを持つ場合
- 【2】「さすがに今のような原油高は、今後ホルムズ海峡封鎖の解除に伴って解消されるだろう」と考える場合
- 【3】「原油が120ドルまで上がった時でもノルウェー/スウェーデンは0.96台までしか上がらなかった」点を重視する場合(買い設定②にて後述)
アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃前の2026年1月は、ノルウェー/スウェーデンと連動性が高い原油価格の見通しが、下目線で50ドル台での推移が予想されていました。(トランプ大統領からも2026年1月14日に「原油価格は53ドルが望ましい」とピンポイントな発言もあった)
そのことから、上値を0.95、下値を2025年に割らなかった0.90を少しオーバーシュートした0.89で設定しています。
買い設定② 原油強気見通し版
ノルウェー/スウェーデン
2024年12月~2026年3月(週足)
| 注文レンジ | 0.90~0.97 |
|---|---|
| 数量 | 0.1万通貨 |
| 注文値幅 | 10pips |
| 益出し幅 | 20pips |
| 運用停止ライン | なし |
| 必要資金目安 | 0.1万通貨あたり15万円 |
こちらはイラン情勢から、原油価格が高値圏で推移し続けることを予想したバージョンで、下値を2025年の最安値より若干下の節目0.90に、上値を直近数年で抵抗帯として機能しやすい0.97に設定したバージョンです。
ホルムズ海峡の情勢が不透明で、執筆時点で既に貯蔵タンクがいっぱいになっての減産も開始されています。また、今後世界的に石油備蓄の必要性が高まる可能性があります。その中で、実際に原油が増産されるまでのタイムラグを考慮すると、原油価格がさらに上昇ないし高止まりする可能性もあります。それを予想する場合には、私が運用中の設定(原油弱気見通し版)から上方にシフトした、この戦略もありだと思っています。
ただし、原油価格が一時120ドルをつけても、ノルウェー/スウェーデンの高値は0.96台で止まったことから(2026年3月9日)、過去のレンジ高値の1.00では狙わず、現時点では上限を0.97としております。
② おすすめポイント
ポイント① 安値圏での買い戦略
ノルウェー/スウェーデンは、直近10年くらいは0.95-1.10をメインとしたレンジを形成しています。
そのため、1.00以下なら基本的に買いゾーンで、2025年の0.90-0.95というのはかなりの割安ゾーンとなっています。
私は、この割安ゾーンで私も裁量と自動売買を両方やっており、どちらもかなり順調に運用できています。
(詳細は、ページ下部にございますブログへのリンクをご参照ください)
ポイント② 原油との連動性が高い
ノルウェー/スウェーデンは原油との連動性がかなり高い通貨ペアです。
WTI原油先物とノルウェー/スウェーデン 2021年7月~2026年2月(日足) Bloombergより当社作成
そのため、アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃以降、相場の最大のテーマとなっている原油の値動きで利益を狙う通貨ペアともいえます。
ポイント③ 買いでスワップも貰える
ノルウェーとスウェーデンの金利を比較すると、2026年3月現在でノルウェーが4.00%、スウェーデンが1.75%となっており、ノルウェーの方が高金利となっています。
そのため買いでスワップが貰え、上で書いたように今は割安ゾーンで買いレンジなので、スワップを貰いながらの自動売買が可能です。
ポイント④ 利益はあえて狭めで、回転重視
利幅は20pipsとかなり狭く設定していますが、これは直近1年・3年を自分でバックテストしたところ成績が良かった利幅となっています。
自動売買では利幅は広めの方が良いことが多いのですが、狭いレンジで細かく値動きするNOK/SEKだとそのセオリーは通じないようで、狭めの利幅の方が成績が良さそうで、またそれに加えて利幅が狭いと利確回数も多く、やっていて楽しい戦略になっています。
③ 運用のチェックポイント
- ノルウェー/スウェーデンの史上最安値は、コロナショックの時につけた0.85で、トランプ関税ショックの時は0.90台で止まりました。基本的にはこの0.90、0.85というのは堅い下値と見ていますが、流動性の低い通貨でもあるので、一瞬割って戻すというリスクはあり、一瞬割ったくらいでは損切されない資金管理が重要です。
- ノルウェー/スウェーデンは、過去の値動きを見ると原油との連動性が非常に高くなっています。そのため、特に原油価格が暴落した際は、上記の0.90の下値割れは可能性として考える必要があります(0.85の史上最安値はコロナショックで原油価格がマイナス&政策金利も両方0まで行った時なので、さすがに堅いとは思っていますが、上記の通り流動性の低い通貨でもあり、注意は必要です)。
- ノルウェー、スウェーデンの金融政策の見通しについては、2026年1月時点では「ノルウェーは年内に1-2回の利下げ」「スウェーデンは当面据え置きで、その後ゆっくりと利上げ」という見通しでしたが、最近ではノルウェーのインフレのしつこさ&逆にスウェーデンのインフレ低下や、さらにはイラン情勢の影響もあって、どちらも見通しがかなり不透明になっております。今後の金融政策次第でスワップが増減しうる点は注意が必要です。
- 記事執筆日:2026年3月12日
- 記事掲載日:2026年3月25日