【スノーキーの運用アイデア】レンジ相場が続くユーロ / ポンドの「ハーフ&ハーフ」戦略
スノーキー
リピート系FX歴8年以上のスノーキー(小手川征也)です。
松井証券FXの自動売買はスプレッド、スワップポイントなど優れているポイントはたくさんありますが、私は「ハーフ&ハーフ」ができることに特に魅力を感じています。
スノーキーさんに、初めてのリピート系自動売買向けのアイデアとして、「ハーフ&ハーフ」と呼ばれる戦略を教えてもらいました。リピート系FXでは知名度の高い運用法とのことです。
おすすめ自動売買設定
通貨ペアはユーロ / ポンドで、以下のイメージで買い設定と売り設定を組み合わせます。
運用資金の目安は、買い設定と売り設定の総額で21万円です。
①買い設定
・注文レンジ:0.81947(下限)~0.87636(上限)
・数量:0.1万通貨(1,000通貨)
・注文値幅:30pips
・益出し幅:30pips
②売り設定
・注文レンジ:0.87636(下限)~0.93250(上限)
・数量:0.1万通貨(1,000通貨)
・注文値幅:30pips
・益出し幅:30pips
「ハーフ&ハーフ」のメリット
今回の例では「ハーフ&ハーフ」と呼ばれる戦略を用います。「ハーフ&ハーフ」とは、ある為替レートを境に、買いと売りを切り替えて仕掛ける、リピート系FXでは知名度の高い運用法です。
そのメリットとして、買いのレンジ内で為替が動いているときは売りのレンジ用の証拠金が温存され、売りのレンジ内で為替が動いているときは買いのレンジ用の証拠金が温存されるため、設定したレンジの全面を買いのみや売りのみにした場合と比較して、資金効率が良いことなどが挙げられます。
運用のチェックポイント
- 欧州と英国の二つの地域・国は、地理的にも経済的にも関係性が強いため、ユーロと英ポンドの組み合わせであるユーロ / ポンドはレンジ相場を形成しやすいです。
- 実際に「ユーロ / ポンド」は7年間以上、一定のレンジ内での値動きが続いています。2020年3月のコロナショック時の上ひげを含めても、約1,300pipsでの値動きです。イレギュラーだった上記のひげ部分を入れないなら約1,100pipsの値動きで、今回の設定例はこのひげ部分は考慮せずに作成しています。
- 必要証拠金の目安は、買い側も売り側も約10万8千円です。(*記事執筆時点 / 2023年9月20日)
- この設定で運用する際の運用資金は、買いと売りの両側の総額で21万円が目安です。
- ただし、為替が直近のレンジから多少上下に抜けても大丈夫なように備えるのであれば、25万円ぐらいの資金での運用がおすすめです。
- レンジ相場が長期間続いていますが、ブレグジットの国民投票前後には大きく下に抜けていた時期もあり、これから先も設定例の範囲内で動くかどうかはわかりませんのでご注意ください。
記事掲載日:2023年11月9日
レポート作成者について・関連サイト
FX書籍2冊の著者でFX歴15年以上のスノーキー(小手川征也)が、主にリピート系、スワップ投資など中長期投資・資産運用としてのFXに関する情報を配信しています。サイト内ではリピート系FX・スワップ投資の設定例のほか、運用実績なども公開しています。