【2022年5月】手に入れやすく、使いやすい注目優待銘柄をご紹介

2022年5月の権利確定月銘柄は35銘柄となっており、銘柄数は比較的少ない月です。
その日まで株を保有していると株主優待がもらえる日である権利付き最終日は「5/27(金)」、権利取得後の最初の営業日である権利落ち日は「5/30(月)」となっています。

権利確定日は通常月末ですが、今回ご紹介する「サツドラ」や「アスクル」は、権利確定日が15日や20日となっていて、株主優待を手に入れるためには、その分早めに株を購入する必要がありますのでご注意ください。

それでは、5月の株主優待について「優待の価値・使いやすさ、配当額、購入価格」などを評価した上で、わたしが注目している銘柄を4つご紹介します。

サツドラホールディングス(3544)

株価 704円
予想1株配当 9.34円
優待の価値 1,000円相当
優待の最低取得額 70,400円

優待品:「サツドラ」で使える優待買物割引券など(2点選択式)

■優待品リスト

  • 【1】「サツドラ」で使える優待買物割引券(5%割引)
  • 【2】「サツドラ」で使える優待買物割引カード(5%割引)
  • 【3】サツドラ商品券
  • 【4】QUOカードPay
  • 【5】北海道の名産品

100株~200株:【下記から2点を選択】

  • 【1】24枚
  • 【3】500円相当
  • 【4】500円相当

300株~800株:【下記から2点を選択】

  • 【2】1枚
  • 【3】1,500円相当
  • 【4】1,500円相当
  • 【5】1,500円相当

900株~4400株:【下記から2点を選択】

  • 【2】1枚
  • 【3】3,000円相当
  • 【4】3,000円相当
  • 【5】3,000円相当

4,500株~:【下記から2点を選択】

  • 【2】1枚
  • 【3】10,000円相当
  • 【4】10,000円相当
  • 【5】10,000円相当

優待品は【「サツドラ」で使える優待買物割引券など(2点選択式)】です。100株保有であれば、5%割引券、商品券、QUOカードPayの中から2点を選びます。

サツドラは、北海道を中心にチェーン展開するドラッグストアなので、北海道に住んでいてサツドラが近くにある人は特に注目したい優待銘柄です。

300株を保有すると、優待価額が総額3,000円相当に増額される上、北海道の名産品も選べるようになるので、道外に住んでいる人でも優待の魅力がアップします。

注意したいのが権利確定日です。権利確定日が15日(権利付き最終日はさらに2営業日前)となっていて、権利付き最終日の11日までに株を保有しておかないと株主優待がもらえないので、注意しましょう。

タマホーム(1419)

株価 2,496円
予想1株配当 120円
優待の価値 500円相当 (×年2回)
優待の最低取得額 249,600円

優待品:QUOカード(クオカード)(×年2回)

100株:500円相当

【株式継続保有期間3年以上】
100株:1,000円相当

優待品は【QUOカード(500円相当~)】です。株の保有期間が3年を超えると、QUOカードの価額が1,000円にグレードアップされます。

QUOカードは、書店や一部ガソリンスタンドのほか、全国各地のコンビニで使うことができ、使いみちに困らないことが大きなメリットです。また、家族や友達にもギフトとして気軽にプレゼントできる点も評価したい点です。

また、予想1株配当は「120円」となっており、高配当の部類に入ります。業績も堅調で、配当も過去3期は連続増配となっていることから、長期保有も検討したい銘柄です。

アスクル(2678)

株価 1,618円
予想1株配当 30円
優待の価値 2,000円相当(×年2回)
優待の最低取得額 161,800円

優待品:「LOHACO」で使える優待割引クーポン(×年2回)

100株:2,000円相当

アスクルの優待品は【ネットショピングサイト「LOHACO」で使える優待割引クーポン(×年2回)】です。100株保有していれば、2,000円相当の割引クーポンが年2回、つまり年間総額で4,000円相当がもらえます。

2,000円相当の割引クーポンの内訳は「500円割引×4回分」となっていて、商品価格 501 円(税込)以上、1商品1数量につき1回分の利用(500円割引)ができます。

注意点として「500円以下の商品には使えない」ことや「合計注文金額が3,300円(税込)に満たなければ別途配送料がかかる(個人の場合、税込330円)」ということが挙げられますので注意をしましょう。

予想1株配当は「30円」となっており、過去3期連続で増配しています。業績も堅調ですし、配当と優待の価値を合わせるとなかなかのものになるので、魅力ある銘柄ではないでしょうか。

ちなみに、権利確定日が20日(権利付き最終日はさらに2営業日前)となっています。月末ではありませんので注意しましょう。

東武住販(3297)

株価 1,065円
予想1株配当 31円
優待の価値 1,000円相当
優待の最低取得額 106,500円

優待品:自社営業エリアにゆかりのある食品(1,000円相当~)

100株:1,000円相当
1,000株:2,000円相当

【株式継続保有期間3年以上】
100株:2,000円相当
1,000株:3,000円相当

東武住販の優待品は【自社営業エリアにゆかりのある食品(1,000円相当~)】です。100株を保有していれば、1年に1回、営業地盤である九州地方の食品がもらえます。

過去には「ふぐ・うにの加工品詰め合わせセット」が贈られ、「ふぐ茶漬け」や「うにのふりかけ」といった内容になっていました。

スーパーでは、あまり見かけることのない珍しい食品ですし、特に九州地方以外にお住まいの人は、ご当地土産のような感覚で楽しめる点がうれしいところです。

東武住販は長期保有株主向けの優待も実施しており、3年以上保有すれば、優待価額が1,000円相当増額されます。家族みんなで楽しめる優待を味わってみてはいかがでしょうか。

  • 株価や優待内容のデータは2022年4月19日時点の情報です。
  • 優待の最低取得額は、2022年4月19日の終値に株主優待取得に必要な最低購入株数をかけた金額です。※1株当たりの配当予想値は、Quick情報を用いて松井証券が作成(2022年4月19日時点)
  • 本特集は、個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。
  • 掲載している画像はイメージ写真であり、実際の株主優待と異なる場合があります。株主優待の内容は変更される場合がありますので、必ず当該企業のホームページ等をご確認ください。
  • 2022年5月権利確定銘柄の中には、権利確定日が5/31とは異なる銘柄もございます。その場合、権利付最終日も5/31とは異なりますので、ご注意ください。
  • PTSナイトタイム・セッションの取引は翌営業日扱いとなるため、権利付最終日にPTSナイトタイム・セッションで買付した株式は権利落ちとなり、株主優待の権利はつきません。
竹内 弘樹氏

寄稿者:竹内 弘樹

ライフパートナーズ 代表取締役

1978年、愛知県生まれ。岐阜大学農学部卒業後、大手食品メーカーに入社し、3年目に研究開発業務の課長を任される。資産運用の必要性を強く感じたため、ファイナンシャルプランナーの資格を取り退社。
独学で株式投資を学びながら、個人事業主として独立し、WEBサイト:やさしい株のはじめ方楽しい株主優待&配当やさしいIPO株のはじめ方やさしい投資信託のはじめ方などを立ち上げる。株初心者でもわかりやすいとの声が多く、現在のアクセス数は延べ1000万人を超える。その後、ライフパートナーズ株式会社を設立、代表を努める。

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