【2022年10月】手に入れやすく、使いやすい注目優待銘柄をご紹介

2022年10月の権利確定月銘柄は35銘柄 となっており、優待銘柄数が1年の中でも少ない月です。

その日まで株を保有していると株主優待がもらえる日である権利付き最終日は「10/27(木)」、権利取得後の最初の営業日である権利落ち日は「10/28(金)」となっています。

それでは、10月の株主優待について「優待の価値・使いやすさ、配当額、購入価格」などを評価した上で、わたしが注目している銘柄を3つご紹介します。

巴工業(6309)

株価 2,492円
予想1株配当 53円
優待の価値 -
優待の最低取得額 249,200円

優待品:自社関連会社が取り扱うワイン

100株:1本

  • 写真はワイン(当社関係会社取扱商品)のイメージ

優待品は【自社関連会社が取り扱うワイン(1本)】です。優待取得の基準株数は「100株以上」のみで、継続保有も必要なくシンプルな優待制度となっています。

2021年の優待品は、フランス産赤ワイン「ビュー シャトー デ モワン サンテミリオン グラン クリュ 2016年」となっていて、飲みやすいワインというクチコミが多く見受けられました。贈られてくる時期は12月下旬(おおむねクリスマスあたり)で、クリスマスディナーやお正月を彩る優待となっています。同ワインの価値は、直接販売しているショップは見つかりませんでしたが、メルカリなどを確認すると「およそ2,000円~3,000円程度」で取引されていました。価値を考えるにはひとつ参考になるかと思います。ワインの種類は毎年変わるので飽きることなく楽しめますし、配当金も53円とそこそこ高いことから、長期で保有を検討したい優待銘柄となっています。

Hamee(3134)

株価 898円
予想1株配当 22円
優待の価値 1,500円相当(×年2回)
優待の最低取得額 89,800円

優待品:「Hamee本店」で利用できるクーポンなど(×年2回)

100株:【下記から1点を選択】
(1)スマホアクセサリーオンラインショップ「Hamee」で使えるクーポン:1,500円相当
(2)ネットショップ一元管理サービス「ネクストエンジン」の利用割引券:1,500円相当

本店サイトのイメージ
  • 写真は本店サイトのイメージ
通信販売サイト取扱い商品のイメージ
  • 写真は通信販売サイト取扱い商品のイメージ
    【クーポンと商品価格の差額は負担する必要がある。】

優待品は【「Hamee本店」で利用できるクーポンなど(1,500円相当~)】です。優待回数は年2回で、100株保有の場合は年間で「3,000円相当」がもらえます。

優待品は「Hamee」で使えるクーポンか、ネットショップ一元管理サービス「ネクストエンジン」の割引券かどちらかを選べますが、ネクストエンジンのユーザーは限られるでしょうから、多くの投資家はHameeで使えるクーポンを選ぶのではないでしょうか。Hameeでの使い方は、商品の購入手続きを進めるとクーポンコード入力欄が表示されるので、その欄に優待冊子に記載されているコードを入力することで利用できます。ショップには「スマホケース」、「画面のフィルム」、「ストラップ」など様々な商品がラインナップされていて、選ぶには少し迷ってしまうかもしれませんね。注意点としては「送料のかかる商品が混在している」ことです。中にはメール便送料無料の商品もあったりしますし、合計5,500円以上購入すると送料無料になるので、優待を利用しつつ送料のかからない方法で購入するとかなりお得になってきます♪

アートグリーン(3419)

株価 1,921円
予想1株配当 0円
優待の価値 -
優待の最低取得額 192,100円

優待品:ミディ胡蝶蘭(1鉢)

100株:1鉢

「ミディ胡蝶蘭」のイメージ
  • 写真は「ミディ胡蝶蘭」のイメージ

優待品は【ミディ胡蝶蘭(1鉢)】です。優待取得の基準株数は先に紹介した巴工業と同じく「100株以上」のみで、継続保有も必要なくシンプルな優待制度となっています。

胡蝶蘭は「幸せが飛んでくる」という花言葉をもつことから、お祝いのギフトとして人気のある花です。よくお店のオープン記念などでも見かけますよね。ちなみにミディ胡蝶蘭の「ミディ」とは花の大きさが、3cm~6cm程度のものを呼ぶとのこと。玄関や家の中に飾るにはちょうどいい大きさの胡蝶蘭となります。配当金は0円の予定で、金券や商品のように「お得になる」という優待ではありませんが、こういった癒やしを与えてくれる優待を1年に1回待つのもいいですね。上手く育てれば翌年以降も楽しめるので、長く楽しめる優待ともいえます。

  • 株価や優待内容のデータは2022年9月22日時点の情報です。
  • 優待の最低取得額は、2022年9月22日の終値に株主優待取得に必要な最低購入株数をかけた金額です。1株当たりの配当予想値は、マーケットラボを用いて松井証券が作成(2022年9月22日時点)
  • 本特集は、個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。
  • 掲載している画像はイメージ写真であり、実際の株主優待と異なる場合があります。株主優待の内容は変更される場合がありますので、必ず当該企業のホームページ等をご確認ください。
  • PTSナイトタイム・セッションの取引は翌営業日扱いとなるため、権利付最終日にPTSナイトタイム・セッションで買付した株式は権利落ちとなり、株主優待の権利はつきません。
竹内 弘樹氏

寄稿者:竹内 弘樹

ライフパートナーズ 代表取締役

1978年、愛知県生まれ。岐阜大学農学部卒業後、大手食品メーカーに入社し、3年目に研究開発業務の課長を任される。資産運用の必要性を強く感じたため、ファイナンシャルプランナーの資格を取り退社。
独学で株式投資を学びながら、個人事業主として独立し、WEBサイト:やさしい株のはじめ方楽しい株主優待&配当やさしいIPO株のはじめ方やさしい投資信託のはじめ方などを立ち上げる。株初心者でもわかりやすいとの声が多く、現在のアクセス数は延べ1000万人を超える。その後、ライフパートナーズ株式会社を設立、代表を努める。

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