【2022年12月】手に入れやすく、使いやすい注目優待銘柄をご紹介

2022年12月の権利確定月銘柄は184銘柄となっており、銘柄数は比較的多い月です。
その日まで株を保有していると株主優待がもらえる日である権利付き最終日は「12/28(水)」、権利取得後の最初の営業日である権利落ち日は「12/29(木)」となっています。

それでは、12月の株主優待について「優待の価値・使いやすさ、配当額、購入価格」などを評価した上で、わたしが注目している銘柄を3つご紹介します。

ジャパンインベストメントアドバイザー(7172)

本銘柄は2022年12月26日、株主優待制度の一部変更を発表しました。
最新の優待情報は次の情報をご参照ください

株主優待制度の一部変更に関するお知らせ

株価 1,268円
予想1株配当 32円
優待の価値 9,500円相当
優待の最低取得額 126,800円

優待品:QUOカード(クオカード)など

【優待品リスト】
(1)QUOカード
(2)日本証券新聞デジタル版購読券(※1か月分は3,000円相当)

100株:(1)500円相当+(2)9,000円相当(3か月分)
2,000株:(1)1,000円相当+(2)18,000円相当(6か月分)

【株式継続保有期間1年以上】
100株:(1)1,000円相当+(2)18,000円相当(6か月分)
2,000株 :(1)3,000円相当+(2)36,000円相当(12か月分)

【株式継続保有期間2年以上】
100株:(1)3,000円相当+(2)18,000円相当(6か月分)
2,000株:(1)5,000円相当+(2)36,000円相当(12か月分)

【株式継続保有期間3年以上】
100株:(1)5,000円相当+(2)18,000円相当(6か月分)
2,000株:(1)10,000円相当+(2)36,000円相当(12か月分)

優待品は【QUOカード(500円相当~)など】です。100株を保有していれば、QUOカード(500円相当)+日本証券新聞デジタル版の購読券(9,000円相当)がもらえます。
日本証券新聞は昭和19年に創刊された、日本で最も歴史の長い証券専門誌です。株式市場での話題や、トップインタビュー記事、各種指標の掲載など、株式投資をする上で有益な情報がギュッと詰まっています。株主優待を取得するとデジタル版の3か月分が無料で見れるようになります。1か月が3,000円相当なので、3か月分では9,000円相当の価値があります。
また、一方のQUOカードは言わずもがな、この特集でも何度か取り上げた「使いやすさ抜群のプリペイドカード」となります。コンビニをはじめとして、多くの書店で使うことができるので、その使いやすさから投資家に特に人気のある株主優待です。ジャパンインベストメントアドバイザーは「長期保有優遇制度」を導入していて、100株を持っていれば、1年以上の保有で1,000円、2年以上の保有で3,000円、3年以上の保有で5,000円と、優待金額がどんどん上がっていくことが特徴です。配当も悪くなく、直近で減配実績などもないので、そういった点も合わせると魅力のある銘柄ではないでしょうか。

カンロ(2216)

株価 1,131円
予想1株配当 30円
優待の価値 1,000円相当
優待の最低取得額 113,100円

優待品:カンロバラエティセットなど

【優待品リスト】
・下記から1点を選択
(1)カンロバラエティセット
(2)ヒトツブカンロ満喫セット
(3)「レッドカップキャンペーン」への寄付

100株:1,000円相当
600株:2,000円相当
1,000株:3,000円相当

優待品は【カンロバラエティセットなど(1,000円相当~)】です。優待は選択式となっていて、3つの優待品から自由に選べます。株数を増やすともらえる優待品の金額もアップするものの、2,000円相当金額にアップするのは600株からになります。500株までは全て1,000円相当の優待品ですので、株主優待狙いなら100株の保有でお得に楽しめそうです。
カンロバラエティセットを選ぶと「飴・グミ・素材菓子からカンロがおすすめする商品」をセットにして贈ってくれます。過去の例では、ヒット商品の「ピュレグミ」をはじめ、ミルクのおいしさが味わえる飴「金のミルク」、社名の元にもなった「カンロ飴」などがもらえました。一方のヒトツブカンロ満喫セットを選ぶと、直営店「ヒトツブ カンロ」から外がパリッとした新食感グミ「グミッツェル」などが優待品として贈られた実績があります。
もらえる優待は金額換算にするとそれほど多くはないものの、飴やグミといった単価の低い商品が主なので、思ったよりもボリューム感があり満足感は高いかと思います。また、生鮮品とは違って日持ちする商品なので、長期間に渡って楽しめるのもこの優待のいいところですね。優待の取得額もそれほど高くはないので、年に1回の楽しみにしてもよさそうです。

ホットランド(3196)

株価 1,534円
予想1株配当 5円
優待の価値 1,500円相当(×年2回)
優待の最低取得額 153,400円

優待品:「築地銀だこ」のほか、グループ店舗で使える優待食事割引券

  • 一部利用出来ない店舗があります。

100株:1,500円相当
500株:7,500円相当
1,000株:15,000円相当

優待品は【「築地銀だこ」のほか、グループ店舗で使える優待食事割引券(1枚500円相当)】です。100株保有していれば、保有期間に関わらず1,500円相当の割引券が年2回もらえます。
築地銀だこは、外はパリッと中はトロっとした本格的なたこやきが味わえるお店です。主にショッピングモールなどの商業施設に出店しているので、見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。世界中の産地から取り寄せた上質なタコや、創業以来研究されつくした特製の銀だこソースが同店の強みです。24個入の「だんらんパック」であれば、税抜1,556円です。優待券に端数を足せばたっぷりたこ焼きを楽しむことができます。このように優待券は複数枚同時で使えますが、釣銭が出ない点にはご注意ください。家族や友達などと一緒に、優待でたこ焼きを楽しんでみるのはいかがでしょうか♪

  • 株価や優待内容のデータは2022年11月25日時点の情報です。
  • 優待の最低取得額は、2022年11月25日の終値に株主優待取得に必要な最低購入株数をかけた金額です。※1株当たりの配当予想値は、マーケットラボの情報を用いて松井証券が作成(2022年11月25日時点)
  • 本特集は、個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。
  • 掲載している画像はイメージ写真であり、実際の株主優待と異なる場合があります。株主優待の内容は変更される場合がありますので、必ず当該企業のホームページ等をご確認ください。
  • PTSナイトタイム・セッションの取引は翌営業日扱いとなるため、権利付最終日にPTSナイトタイム・セッションで買付した株式は権利落ちとなり、株主優待の権利はつきません。
竹内 弘樹氏

寄稿者:竹内 弘樹

ライフパートナーズ 代表取締役

1978年、愛知県生まれ。岐阜大学農学部卒業後、大手食品メーカーに入社し、3年目に研究開発業務の課長を任される。資産運用の必要性を強く感じたため、ファイナンシャルプランナーの資格を取り退社。
独学で株式投資を学びながら、個人事業主として独立し、WEBサイト:やさしい株のはじめ方楽しい株主優待&配当やさしいIPO株のはじめ方やさしい投資信託のはじめ方などを立ち上げる。株初心者でもわかりやすいとの声が多く、現在のアクセス数は延べ1000万人を超える。その後、ライフパートナーズ株式会社を設立、代表を努める。

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