オプション取引を活用する
オプション戦略
オプション取引は、コールやプットを単独で売買して利益を求めるだけではありません。
相場環境に合わせた最適なポジションになるよう、自分の資産状況に合わせてリスクをコントロールしながら取引することが特に重要といえます。
オプションの世界では、この投資戦略を「ストラテジー」と呼んでいます。ここでは相場を予測する時の視点と予測に合った代表的なストラテジーの一例をご紹介します。
相場の予測
相場の予測にあたり、オプション取引では2つの予測軸に照らして動きを考えます。
1つの予測軸は「相場の方向」です。ここで重要なポイントは、上昇するか、下落するかという選択肢のほかにオプション取引特有の選択肢が存在することです。それは、上昇するか下落するかはわからないが、どちらかに動くだろうという3つ目の選択肢です。
もう1つの予測軸は「相場の振れ幅」です。予測する期間の相場の振れ幅がどれくらい大きいのか、それとも変動しないのかを予測します。これは、オプション価格に最も影響を与えるボラティリティが相場の動く幅とスピードによって決定されるためです。
この2つの軸を持つことで、自身の予測に応じた最適なストラテジーを決めることができます。
ストラテジーの選択
下の表は横軸に相場の方向の予測、縦軸に振れ幅の予測をもってきた場合に、それぞれの予測の組み合わせに適したストラテジーの例です。2つの予測軸に基づいて実際にストラテジーを選択してみましょう。
相場の方向の予測 | ||||
---|---|---|---|---|
下落する | どちらに動くかわからない | 上昇する | ||
相場の 振れ幅の 予測 |
変動しない | コールの売り | ストラドルの売り | プットの売り |
あまり変動しない | ストラングルの売り | |||
ある程度変動する | ストラドルの買い | |||
大きく変動する | プットの買い | ストラングルの買い | コールの買い |
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リンクをクリックすると、ストラテジーの詳細を見ることができます。
上の表で紹介したストラテジーは一例です。このほかにも様々なストラテジーがあります。
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