3.オプション取引のリスクについて

価格変動リスク

オプションのメリットとしてレバレッジ効果を上げましたが、これは裏を返せばオプションのプレミアムは株式等に比べ価格の変動が大きくなる(※)ことを意味します。予期せぬ方向へ価格が変動した場合、差し入れた証拠金を大幅に上回る損失が出る可能性があります。単純にオプションのみの売買を行うこと、特にオプションの売建のみを行う取引は、ハイリスクな投資行為であることを改めて認識しておきましょう。

買い方の損失

選択した権利行使価格によっては、満期日にオプション価値はゼロになる場合があります。
その場合は、支払ったプレミアムは全額失われます。

売り方の損失

コールオプションの売り方が被る損失額は、原資産の上昇に伴って、理論上、無限大となります。
プットオプションの売り方が被る損失額は、原資産価格がゼロになるまで増大する可能性があります。

流動性リスク

オプション取引は期日が近づくと取引高が減少する場合があります。また、権利行使価格が原資産価格から乖離している銘柄については、そもそもの取引高が少ない場合があります。
そのため、保有しているオプション建玉の反対売買ができない、あるいは想定していた価格とかけ離れた価格で約定する場合があります。
また、期日まで十分に時間が残されている場合も原資産の価格によっては、流動性が失われる場合もあります。

規制によるリスク

例えば、大阪取引所の日経平均株価指数を原資産とした日経225オプション取引においては、取引所が各種の規制を課す権限を持っております。
取引所が課した規制により取引参加者は不利益を被る場合があります。
この他にもリスクは存在します。オプション取引をされる場合は、これらのリスクを十分理解のうえ、取引しましょう。

関連リンク

異なるオプションを組み合わせて行う、オプションの代表的な投資戦略についてご説明します。

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リスクおよび手数料などについて