株式取引と株価指数先物取引の違いを教えてください。

株式取引と株価指数先物取引の違いを教えてください。

株式取引では、取引時に株式と現金の受渡が発生しますが、株価指数先物取引では、取引時に受渡が発生しません。

株式の現物取引では取引金額全額もしくは株式が必要で、取引成立時に現物の受渡が行われます。しかし、株価指数先物取引は、期日に株価指数を一定の値段で「買う」または「売る」約束をする取引のため、取引時に現物の受渡は行われません。そのため、決済の履行を保証し、取引の安全性を確保するため、証拠金制度が採用されています。一定の証拠金を差入れれば取引金額全額を用意する必要がないのです。

株式取引の場合

取引金額全額を用意しなくても一定の金額を預けて取引ができる点は、株式の信用取引と似ています。しかし、信用取引では担保を差し入れた上で、株式や現金を借りて取引をしているので、手元に株式や現金が来なくても市場では通常の現物取引同様に株式と現金の受渡はされています。それに対して株価指数先物取引は、取引成立時には受渡がありません。また、株価指数は抽象的な数値であり、具体的に受渡を行うことができないため、期日には清算価格(SQ:特別清算指数)と取引時の約定価格の差額のみを受払いする差金決済が行われます。

受渡について

また、信用取引では株式や現金を借りているので金利等の費用が発生しますが、先物取引では借りる対象がないため、金利等の費用もかかりません。

なお、先物取引は「買い」「売り」のどちらからでも取引が始められるので、日経平均の下落を予想した場合は「売り」から入り、利益を得るチャンスがあります。

利益を得るチャンスについて

また、株式取引では多数存在する銘柄から投資する銘柄を選ばなければなりませんが、株価指数先物取引の場合、株式取引に比べ指数の数が多くないため銘柄選択が簡単です。

銘柄選びについて

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