【投資信託】SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、世界最大級の運用会社であるバンガードが運用するETFを通じて、アメリカの代表的な500社の株式に分散投資できる投資信託です。その魅力についてご紹介していきます。

  • 2023年以前の記事で、旧NISAの内容を含んでおります。

基本情報(2023年5月19日時点)

連動指数 S&P500指数(円換算ベース)
購入時手数料 無料
信託報酬(※) 年率0.0938%程度
信託財産留保額 なし
運用会社 SBIアセットマネジメント
  • ファンドが実質的に投資対象とする投資信託証券の信託報酬を加味した投資者が負担する信託報酬率

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの魅力

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドについて、次の3つの観点からご紹介します。

  • ① 米国株式に分散投資
  • ② 運用コストが低い
  • ③ つみたてNISA対象商品

それでは詳しく紹介していきます。

① 米国株式に分散投資

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、バンガードが運用を行う「VOO(バンガード・S&P500 ETF)」を実質的な主要投資対象とする投資信託です。

S&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指します。

S&P500は、米国株式市場の動向を示す代表的な指数です。ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している株式などで構成されています。

なお、S&P500は、業種分散も考慮した約500銘柄の大型株により構成されている指数です。S&P500の構成銘柄は、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。(2023年5月19日現在)

S&P500®は、S&P Globalの一部門であるS&P Dow Jones Indices LLCまたはその関連会社(「SPDJI」)の商品であり、これを利用するライセンスがSBIアセットマネジメント株式会社に付与されています。Standard & Poor’s®およびS&P®は、S&P Globalの一部門であるStandard & Poor’s Financial Services LLC(「S&P」)の登録商標で、Dow Jones®はDow Jones Trademark Holdings LLC(「Dow Jones」)の登録商標であり、これらの商標を利用するライセンスがSPDJIに、特定目的での利用を許諾するサブライセンスがSBIアセットマネジメント株式会社にそれぞれ付与されています。
当ファンドは、SPDJI、Dow Jones、S&P、それらの各関連会社によってスポンサー、保証、販売、または販売促進されているものではなく、これらのいずれの関係者も、かかる商品への投資の妥当性に関するいかなる表明も行わず、当インデックスのいかなる過誤、遺漏、または中断に対しても一切の責任を負いません。

② 運用コストが低い

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、実質的な信託報酬が年率0.0938%程度と低く設定されています。
(2023年5月19日時点)

内訳は、以下の通りです。

ファンド 委託会社 (運用会社)

年0.022%

販売会社 (証券会社・銀行など)

年0.022%

受託会社 (信託銀行)

年0.014%

投資対象とする投資信託証券 ※1 年0.03%程度
実質的な負担 ※2 年0.0938%(税込)程度
  • 1マザーファンド受益証券を通じて投資するETF(上場投資信託証券)の信託報酬等
  • 2ファンドが実質的に投資対象とする投資信託証券の信託報酬を加味した投資者が負担する信託報酬率

長期投資では、運用コストがリターンに大きな影響を及ぼすと言われています。低コストで投資できることは、長期間にわたる投資において大きなメリットとなります。

③ つみたてNISA対象商品

つみたてNISAは、20年間の非課税期間が設けられ、一定の投資信託への投資から得られる利益に税金がかからなくなる制度です。その対象商品は、長期の積立・分散投資に適した投資信託・ETFに限られています。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、つみたてNISA対象商品です。よって、最長20年もの間、税金がかからない「つみたてNISA口座」で投資できます。なお、課税口座や一般NISA口座でも投資できます。

課税口座 特定口座
一般口座
NISA口座 つみたてNISA
一般NISA

「資産所得倍増プラン」の実現に向け「貯蓄から投資へ」の流れを加速する観点から、NISA制度の抜本的拡充として「恒久化」を行う見込みとなりました。
新しいNISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。つみたて投資枠で投資できる商品は、現行のつみたてNISA対象商品と同様です。成長投資枠で投資できる商品は、上場株式・上場投資信託等(整理・監理銘柄、信託期間20年未満、高レバレッジ型および毎月分配型の投資信託等は除外)です。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドはつみたてNISA対象商品ですので、2024年以降の新しいNISAのつみたて投資枠でも投資できる見込みです。

VOOとは?

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが主な投資対象としている「VOO(バンガード・S&P500 ETF)」はバンガード社が運用するETF(上場投資信託証券)です。

バンガード社は、世界最大級の運用会社で、その運用資産残高は約8.1兆米ドルです。(2022年1月時点)

VOOは、米国の主要業種を代表する大企業500銘柄で構成される、S&P500指数に連動したパフォーマンスを目指します。その経費率(管理報酬等)は、年0.03%と大変低く設定されています。(2023年4月28日時点)

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、世界最大級の運用会社であるバンガードが運用するETFを通じて、アメリカの代表的な500社の株式に分散投資できる投資信託です。松井証券でも販売しています。

竹内 弘樹氏

寄稿者:竹内 弘樹

ライフパートナーズ 代表取締役

1978年、愛知県生まれ。岐阜大学農学部卒業後、大手食品メーカーに入社し、3年目に研究開発業務の課長を任される。資産運用の必要性を強く感じたため、ファイナンシャルプランナーの資格を取り退社。
独学で株式投資を学びながら、個人事業主として独立し、WEBサイト:やさしい株のはじめ方楽しい株主優待&配当やさしいIPO株のはじめ方やさしい投資信託のはじめ方などを立ち上げる。株初心者でもわかりやすいとの声が多く、現在のアクセス数は延べ1000万人を超える。その後、ライフパートナーズ株式会社を設立、代表を努める。

  • 本記事内容は作成時点のものであり、今後予告なく変更されることがあります。また、将来の動向や運用成果等を示唆・保障するものではありません。

リスクおよび手数料などについて

「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」のリスクおよび手数料等について

  • ファンドがマザーファンドを通じて実質的に投資する投資信託証券に採用されている株式等を主な投資対象とするため、組み入れた株式の株価下落や、発行者の信用状況の悪化、経済状況の悪化、為替変動や流動性の低下等の影響による基準価額の下落により、損失が生じるおそれがあります。
  • 各取引手数料、信託財産留保額および信託報酬は次のページをご確認ください。
  • その他の費用・手数料については、監査費用等を信託財産からご負担いただきます。これらの費用については、売買条件等により異なるため、あらかじめ上限等を記載することができません。
  • 分配金は投資信託の純資産から収益を超えて支払われる場合があります。また、減少する場合や支払われなくなる場合があります。
  • 投資にあたっては、当社WEBサイトの目論見書等をご覧いただき、内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお申込みください。