なぜ投資が必要なのか
昨今の超低金利下において、預貯金をしているだけではお金をなかなか増やせないばかりか、先々でインフレが進むと資産価値は目減りすることになります。
その対策として重要なのが投資です。
預貯金だけでは資産価値が減ることも
デフレの時代は、現金の価値が上昇(物価が下落)するため、超低金利下においても、現金を資産として保有することに問題はありません。しかし、インフレの時代になると、現金の価値は下落(物価が上昇)するため、一定の利回りで運用しない限り、資産価値は目減りすることとなります。
超低金利時代
日本銀行はデフレ脱却のために、物価上昇を誘う金融緩和政策を続けています。その影響から、預貯金の利率はゼロに接近しており、預貯金だけでは資産をほとんど増やせないのが現状です。
放っておくと減っていくインフレの怖さ
先々でインフレが進むと、預貯金や手元にある現金は、見た目の金額は変わらなくとも、その資産価値が着実に目減りします。例えば、毎年2%の割合で5年間物価が上昇した場合には、それまで100万円で買えたものが、約10万円追加で支払わないと買えないことになるのです。
知っておきたい「72の法則」
「72÷年利≒元本が2倍になるために必要な年数」というのがこの法則です。
例えば、利回りが年利0.2%の場合は「72÷0.2=360」となり、360年間運用しないと2倍にならないということがわかります。逆に、10年で元本が2倍になる利回りを計算すると、「72÷10=7.2」となり、年利7.2%の利回りを狙う必要があることがわかります。投資したお金の増え方や必要な利回りをイメージするのに便利な法則です。
- 複利運用が前提です。