豪ドル/円

豪ドル/円

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通貨ペアの特徴

豪ドル/円は、オーストラリアの通貨である「豪ドル」と日本の通貨である「日本円」の組み合わせです。オーストラリアは石炭や鉄鉱石、天然ガスなど豊富なエネルギーを抱える資源国であることから、資源国通貨に分類されます。2022年のオーストラリアの輸出入相手国をみると、いずれも中国向けが全体の30%程度(輸出:29.4%、輸入:26.8%)を占め、最多となっています。オーストラリアと中国は経済的な結びつきが強く、豪ドルは中国経済の影響を受けやすいといえます。よって、中国の経済指標発表時には豪ドルの値動きにも影響を与える場合があります。一般的に中国経済が好調な場合は上昇要因、中国経済が不調な場合は下落要因となります。

魅力

国際決済銀行(BIS)の調査によると、2022年時点で豪ドルは世界第6位の取引量となっています。取引量は多い部類に入るものの、豪ドル/円のボラティリティ(変動率)を見ると、かなり変動しやすい通貨ペアであるといえます。デイトレードなどの短期的な取引で利益を狙いたい方にとって選択肢の一つになる通貨ペアといえるのではないでしょうか。

リスク・取引のポイント

平時のボラティリティ上昇は短期的に利益を狙うチャンスといえますが、ショック時には大きな損失を被ってしまう場合もあります。コロナショック時の為替の変動幅(※)を見てみると、米ドル/円やユーロ/円の下落幅が▲5%前後だったのに対し、豪ドル/円は▲21.4%も下落しました。このようにショック時の豪ドル/円のボラティリティ(変動率)は急上昇する可能性がありますので、リスク管理を徹底する必要があります。

  • 20/1始値と20/3安値を比較

注目指標・イベント

金融政策委員会

オーストラリアの金融政策を決定する会合です。原則として毎月第1火曜日に開催されます。

雇用統計

新規雇用者数、失業率、労働参加率が公表されます。

消費者物価指数(CPI)

消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。オーストラリア中銀はインフレ目標を2~3%に設定しています。

中国製造業PMI

製造業の購買担当者を調査対象にした、企業の景況感を示す景気指標の一つです。オーストラリアは中国と経済的な結びつきが強いことから、中国製造業PMIにも注目が集まります。

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直近の値動き

チャート画像

(出典:松井証券 お客様サイト)

コロナ後の経済活動再開に伴い、世界的にエネルギー需要が増加する中、2022年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、エネルギー価格が上昇しました。これを受け、豪ドル/円は2022年9月に2015年1月以来となる98円台を回復しました。その後も日本と諸外国の金利差が拡大する中で円安基調が継続し、2024年2月には99円台を付ける場面も見られました。直近は、エネルギー価格の高騰や日本との金利差拡大が豪ドル/円の上昇要因になっています。

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