豪ドル/NZドル

豪ドル/NZドル

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通貨ペアの特徴

豪ドル/NZドルは、オーストラリアの通貨である「豪ドル」とニュージーランドの通貨である「NZドル」の組み合わせです。オーストラリアとニュージーランドは地理的に近く、経済的な結びつきも強いことから、同じような値動きをしやすい傾向にあります。実際、豪ドル/NZドルは2014年以降、1.00NZドル~1.15NZドルのレンジの中で推移をしています。オーストラリア・ニュージーランドと経済的な結びつきの強い中国を震源とした2015年のチャイナショック、2020年のコロナショックなどでもレンジ内の推移にとどまっており、比較的ボラティリティの低い通貨ペアといえます。

魅力

長期間レンジ推移が継続しているため、レンジ相場と相性の良いリピート型自動売買に向いている通貨ペアといえます。リピート型自動売買とは、事前に設定した価格の範囲で自動取引を繰り返す注文方法で、上昇と下降を繰り返す為替相場の傾向を利用して利益の積み上げを狙います。実際、松井証券店内でも自動売買の通貨ペアでは、豪ドル/NZドルを選ぶ方が多いです。

リスク・取引のポイント

2014年以降、長期間にわたって1.00NZドル~1.15NZドルのレンジで推移していますが、このレンジを上下どちらかにブレイクした際は大きなトレンドが発生する可能性がありますので、注意が必要です。

注目指標・イベント

金融政策委員会

オーストラリアの金融政策を決定する会合です。原則として毎月第1火曜日に開催されます。

金融政策理事会

ニュージーランドの金融政策を決定する会合です。

雇用統計

新規雇用者数、失業率、労働参加率が公表されます。オーストラリアは毎月、ニュージーランドは四半期に一度発表になります。

消費者物価指数(CPI)

消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。オーストラリア中銀はインフレ目標を2~3%、ニュージーランド中銀はインフレ目標を1~3%に設定しています。

中国製造業PMI

製造業の購買担当者を調査対象にした、企業の景況感を示す景気指標のひとつです。オーストラリアやニュージーランドは中国と経済的な結びつきが強いことから、中国製造業PMIにも注目が集まります。

経済指標カレンダーはこちら

直近の値動き

チャート画像

(出典:松井証券 お客様サイト)

2014年以降、1.00NZドル~1.15NZドルのレンジで推移しており、その中でも1.05NZドル~1.10NZドルがコアレンジとなっています。直近では、2022年5月からオーストラリア中銀が利上げを開始すると上昇トレンドが開始し、2022年9月には1.149NZドルまで上昇しました。オーストラリア中銀の利上げは2023年11月まで続きましたが、1.15NZドルが強力なレジスタンス(抵抗)になり、その後は下落に転じています。

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