6.先物取引の利用方法 【2】ヘッジ取引

ヘッジ取引

将来の価格変動にともなうリスクを先物取引で回避または軽減する方法をヘッジ取引といいます。
ヘッジ取引には現在保有している株式などの将来の値下りリスクをヘッジする売りヘッジと、将来、保有予定の現物株などの値上がりリスクをヘッジする買いヘッジがあります。

1.売りヘッジ

保有株式について相場の下落を予想したとき、保有株式を売却する代わりに、株価指数先物取引で必要枚数を売建てておき、予想どおり相場が下落したとき、保有株式の値下りによる損失を先物取引の買戻しによる利益で相殺する方法。

2.買いヘッジ

株式相場の上昇が予想され、将来のある時点で株式の取得を予定している場合、株価指数先物取引で必要枚数を買建てておき、予想どおり相場が上昇したとき、先物を転売して得た利益を株式の購入資金に追加することで株式取得前の値上がり分を相殺する方法。

<例>売りヘッジ

個人投資家Cさんは、個別株を4銘柄、長期間保有しています。Cさんの保有している株式の現在の時価総額は1,000万円です。
Cさんは長年同じ4銘柄を保有してきたので、日経平均株価が10%程度変動したとき、自分の持っているポートフォリオがだいたい6.75%程度同じように変動する関係があることを知っており、今後も同じ関係にあると考えています。
将来の相場の下落を予想したCさんは、保有株1,000万円の値下がりを先物の売買益で相殺しようと考え、上記の関係から、日経225miniを価格22,500円で3枚売建てて売りヘッジを行いました。その後相場が予想通り下落したので、日経平均株価が10%値下りしたところで先物を買戻し、ポートフォリオの値下り損と相殺しました。

<結果>

株式4銘柄(ポートフォリオ)の損益 日経平均が10%値下りしたとき、Cさんのポートフォリオは6.75%値下りした。
値下り損失 10,000,000円×6.75% = 675,000円 (損失)
先物取引の損益 (22,500円-20,250円)×100×3枚 = 675,000円 (利益)
合計損益 現物株の部分 -675,000円
先物取引 +675,000円
合計損益 0円
  • 手数料、税金などは考慮してません。

投資家Cさんは、先物取引を使って保有している株式の値下りリスクをヘッジすることができました。

ヘッジ取引

まだ先物・オプション取引口座をお持ちでない方は、
インターネットで今すぐお申込み!

リスクおよび手数料などについて