7.先物取引のメリット
高い資金効率
先物取引は、取引金額に比べて少額の証拠金を差入れて行う資金効率の高い取引です。
たとえば、日経225先物の値段が33,270円の場合、先物1枚あたりの約定代金は3,327万円になります。一方で、1枚あたり必要な証拠金は当社では売の場合は1,647,956円、買の場合は1,733,962円です。
- 2023年11月29日時点、日経225先物(2023年12月限)の売建玉または買建玉の一方を1枚のみ保有している場合。詳細は取引ルールでご確認ください。
この場合、約定代金は売の場合証拠金の約20倍、買の場合証拠金の約19倍となります。また、日経225miniの場合は、約定代金も必要な証拠金も日経225先物の10分の1に、日経225マイクロの場合は、約定代金も必要な証拠金も日経225先物の100分の1になります。
売りから取引できる
相場が先行き下落すると予想する場合、先物取引を使って新規に売建てを行います。その後、予想通り相場が下落すれば、その時点で売建玉を安く買戻し値下り分を利益として受取ることができます。信用取引を使って同じように個別銘柄を空売りして、値下り分を利益にする手法もありますが、この場合、銘柄によってはそもそも空売りできない銘柄だったり、逆日歩など余計なコストが発生することがあります。しかし先物取引の場合、そのようなコストは発生しません。
このように、売りから取引できることは、先物取引の特徴の1つですが、相場が予想と反対の方向に変動した場合は差入れた証拠金額を上回る損失が発生する可能性がありますので注意が必要です。
相場の下落局面
※手数料、税金などは考慮していません。
銘柄選択が不要
たとえば、日経平均株価は東京証券取引所プライム市場上場企業のうち、売買が活発で流動性が高い225社で構成される株価指数です。225銘柄は全業種からバランス良く選ばれているため、株式市場全体の動向をあらわす指標といえます。したがって日経225先物、日経225mini、日経225マイクロを取引する場合、個別銘柄の分析・選別をする必要がなく、個別銘柄へ投資をする場合に勘案するべき倒産リスクや、上場廃止などのリスクも考えなくて済みます。
商品名 | 対象となる指数 |
---|---|
日経225先物 | 日経平均株価 |
日経225mini | |
日経225マイクロ | |
TOPIX先物 | TOPIX |
ミニTOPIX先物 | |
グロース市場250指数先物 | 東証グロース市場250指数 |
JPX400先物 | JPX日経インデックス400 |
NYダウ先物 | NYダウ |