はじめての日経平均株価

基本知識からおさらいしたいな… 日経平均株価って何だろう?
日経平均株価とは?
日経平均株価とは、日本を代表する225社の株価から算出される株価指数で、日本経済の健康状態を反映する重要な指標の1つです。
日本経済新聞社が算出・公表している指標となっています。
1950年に算出が始まり、バブルやリーマンショック、コロナショックなど経済的、政治的な出来事とともに変動してきました。
ちなみに、日経平均株価の米国版が30社で構成される「NYダウ平均株価」です。
日経平均株価の豆知識
毎日ニュースでみるけど… 私たちの生活はどうなるの?
日経平均株価と私たちの生活
日々のニュースやSNSのトレンドでよく見かける日経平均株価ですが、実は細かい値動きの裏で、私たちの生活に影響を与えています。
日経平均株価が上昇した時の影響を紹介します。
経済全体への影響
- 企業の活性化
企業価値が上昇するため、企業への信頼が増し、さらなる事業投資がしやすい環境になります。
- 雇用や賃金の増加
企業の業績が上向くと、賃金上昇や事業拡大などで雇用が拡大します。
- 円相場との連動
日経平均株価が上昇している時には、為替が円安に振れている場合が多いです。
消費者個人への影響
- 消費が増える
日経平均株価が上がると個人の金融資産が増え、個人消費が拡大しやすいです。
- 投資意欲がアップ
株価が上がると投資に興味を持つ人が増えたり、より多くの資金で投資を検討する人も出てきます。
政策への影響
- 金融政策の変更
バブル抑制のために、日本銀行が金利を上げるなどの政策を実施する可能性があります。
- 財政の調整
経済が活性化すると税収が増え、新しい経済対策や成長戦略に繋がりやすくなります。
- 資産形成の機運
年金資金等の運用収益が拡大することで、現物資産から金融資産への転換ムードが高まる可能性があります。
日経平均株価の豆知識
投資とどんな関係が… 日経平均株価で取引?
日経平均株価に連動した金融商品
日経平均株価はあくまでも指数であるため、それ自体に投資することはできません。
しかし、日経平均株価に連動した金融商品があり、松井証券などの証券会社を通じて取引することができます。
日経平均株価の銘柄にまとめて投資できる金融商品
日経平均株価は日本を代表する225の企業で構成されているため、その企業の株を買い揃えれば日経平均株価と同じようなポートフォリオを組むことができます。
しかし、225もの株を買い揃えるには元手の資金が多く必要で、個別に売買したり管理するのも大変です。
そこで、専門家にお金を預けて代わりに投資してもらう商品(投資信託)が登場したり、225社の株を1つの株にまとめたセット(ETF)のようなものを証券会社が作って売っていたりと、手軽で簡単にまとめて投資する金融商品があります。
これらの商品は少しの資金からでも始められるように作られているため、特に投資初心者にオススメな金融商品です。
日経平均株価が上がるか下がるか予想して利益を出す金融商品
株式投資とは違って、日経平均株価が将来どうなるか?を予想して売買する、「先物取引」というちょっと変わった取引もあります。
この取引は専門家にお金を預けて代わりに投資してもらうわけでも、株のセットを買うわけでもありません。
日経平均株価が「上がる!」と予想したら、「日経平均先物」という商品を買い、上がった時にその商品を売ることで利益が出ます。
逆に「下がる」と予想した人は先に商品を売り、下がったタイミングで買い戻すことで利益を狙います。
取引の前に「証拠金」と呼ばれる担保を入れることで数倍の価格で取引できたり、商品を持っていなくても先に売るいわゆる「空売り」ができたり、夜間にも活発に取引ができたりと、株式投資とは違ったコンセプトの取引ができる商品です。
ただし、大きな金額を取引できる分、損失のリスクも大きいため、投資経験が豊富な上級者向けの商品でもあります。
日経平均株価の豆知識
投資するメリットがわからない… 投資するなら結局S&P500
とかがいいんじゃないの?
投資するなら日本?海外?
投資の勉強を始めると、必ず疑問になるのが、「どこに投資をしたらいいか?」だと思います。
S&P500やオルカンなどよく聞く銘柄ですが、投資先として絶対に良いか、一概に言うことはできません。
ここでは日経平均株価の金融商品に投資することのメリットを紹介します。
情報収集しやすい
日本語のニュースやレポートが豊富で、投資家の声を聞く機会も多いので、情報収集のハードルが低い点が魅力です。
意外と成長性もある選択肢
日本企業は一般的に割安水準といわれるPBR(株価純資産倍率)が1倍未満となっている企業が多く、取引所から株価を意識した経営を要請されており、今後の株価改善が期待されます。
日本経済全体に応援できる
日経平均株価への投資は日本企業への応援にもなります。
日本企業が成長することで身の回りのサービスがよくなったり、地域経済にも貢献できるようになります。
日経平均株価の豆知識
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投資信託がおすすめなタイプ
簡単手軽に始めたい人投資はしたいけど
手間なく気楽に始めたいなぁ

投資信託は、専門家にお金を預けて運用してもらうので、個別に銘柄を管理したり、売買のタイミングを自分で考えなくていい金融商品です。
投資に時間を割くのが難しい方や、手軽に始めたい方におススメです。

商品ラインナップ
Point
投資信託の商品ラインナップは、あなたに代わって日経平均株価に投資してくれる専門家(運用会社)の一覧です。
どの専門家に資産を託すか、運用実績などを見比べて選びましょう。
銘柄名 |
---|
日経平均高配当利回り株ファンド |
つみたて日本株式(日経平均) |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド |
Tracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型) |
アムンディ・日経平均オープン |
朝日ライフ 日経平均ファンド |
夢楽章 日経平均オープン |
リアルタイムに取引!
ETFがおすすめなタイプ
投資に興味が出てきた人リスクを抑えながら
自分で売買してみたい

ETFは複数の銘柄を1つにまとめた金融商品で、株式と同じように取引できるのが特長です。
日経平均株価に連動したETFなら、ETFを1つ買えば、日経平均株価を構成する225の銘柄を買うのとほぼ同じなので、手軽に分散投資できます。
リスクを抑えつつ、自分のタイミングでリアルタイムに売買したい人におススメです。

商品ラインナップ
Point
ETFの商品はどれも日経平均株価に連動することを目指して運用されますが、商品によって連動の正確性やコスト(信託報酬)などに違いがあります。
過去の実績や株価情報を見比べて、ご自身に合った商品を選びましょう。
レバレッジ(ブル)型
日経平均レバレッジ(ETF)
銘柄コード | 銘柄名 |
---|---|
1358 | 上場インデックスファンド日経レバレッジ指数 |
1365 | iFreeETF 日経平均レバレッジ・インデックス |
1458 | 楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 |
1570 | NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 |
1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 |
インバース(ベア)型
日経平均インバース(ETF)
銘柄コード | 銘柄名 |
---|---|
1456 | iFreeETF 日経平均インバース・インデックス |
1571 | NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信 |
1580 | 日経平均ベア上場投信 |
日経平均ダブルインバース(ETF)
銘柄コード | 銘柄名 |
---|---|
1357 | NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 |
1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 |
1366 | iFreeETF 日経平均ダブルインバース・インデックス |
1459 | 楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 |
未来を予測して大胆に勝負!
先物・オプションがおすすめなタイプ
積極的に投資したい人慣れてきたから
少し挑戦してみようかな

先物・オプションは株式投資などに慣れてきて、より大きなリターンを狙いたい人や、積極的な投資にチャレンジしたい人などに向けた金融商品です。
先物・オプション取引は、投資信託やETFのように企業の株を買うのではなく、『将来の価格がどうなるか』を予想したり、『買う権利・売る権利』を売買したりする、ちょっと特殊な取引です。
これらの取引の大きな特長は、取引したい金額の一部(証拠金)を預けるだけで、その何倍もの大きな金額の取引ができる仕組みがあることです。
これによって少ない資金でも大きな金額の取引きができるようになっています。
もちろん、その分リスクも伴うため、金融知識はもちろん、日々のニュースへの理解、情報収集など、投資の上級者に向けた金融商品でもあります。

商品ラインナップ
Point
先物・オプション取引の商品は、取引単位が大きければ大きいほどリスクも伴うため、どの程度のリスクまで許容できるか?という視点で選択することになります。
自身の資金力に照らして選びましょう。
先物取引
銘柄名 | 取引単位 |
---|---|
日経225先物 | 1000倍 |
日経225mini | 100倍 |
日経225マイクロ | 10倍 |
オプション取引
銘柄名 | 取引単位 |
---|---|
日経225オプション取引 (コール・プット、売建・買建) |
1000倍 |
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監修者:窪田 朋一郎
松井証券 シニアマーケットアナリスト
ネット証券草創期から株式を中心に相場をウォッチし続け、個人投資家の売買動向に精通
<略歴>
松井証券に入社後、WEBサイトの構築や自己売買担当、顧客対応マーケティング業務などを経て現職。ネット証券草創期から株式を中心に相場をウォッチし続け、個人投資家の売買動向にも詳しい。日々のマーケットの解説に加えて、「マザーズ信用評価損益率」や「デイトレ適性ランキング」「マーケットラボ アクティビスト追跡画面」など、これまでにない独自の投資指標を開発。