

最近「金」や「ゴールド」の話題を耳にすることも増えていますが、昔からある「金」がなぜ今こんなにも注目されているのでしょうか。金はどういった資産クラスで、投資する意義や方法について、金投資の世界的リーダであるステート・ストリート・インベストメント・マネジメントがご紹介します。
2000年以降、金価格はこんなに上がっている!

出所:ブルームバーグ・ファイナンスL.P.、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社、ワールド ゴールド カウンシル、2025年3月31日時点。 金価格=米ドル建て、および円建てのスポット価格。過去のパフォーマンスは、将来のパフォーマンスの信頼できる指標ではありません。
金に投資する4つの意義
①分散効果
金は株式や債券と違う動きをする
②危機時の備え
株価下落とショック発生時、金は上昇か下げても限定的に
③長期的なリターン
長期にわたってリターンを提供してきた実績
④インフレへの備え
歴史的にインフレを上回る上昇
分散効果
様々な需要がある金は他の資産クラスと相関が低く、株や債券と違う動きをする傾向があります。つまり株や債券が下落しても、金は同様の下落をする可能性が低く、ポートフォリオを安定化させる役割を担えます。

出所:ブルームバーグ・ファイナンスL.P.、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社。データは2025年5月31日時点。 金の相関性は月次データに基づいて算出しています。 MSCIジャパンはMSCIジャパン指数、米国株はS&P500指数、日本国債はICE BofAML 日本国債指数、世界株はMSCIオール・カントリー・ワールド(ACWI)指数、グローバル債券はブルームバーグ・グローバル総合トータルリターン指数(米ドルヘッジ付き)、米国債はICEBofAML米国債指数、。相関係数は2つの変数間の直線的関係の強さと方向を示す指標です。ある変数の中央値からの乖離が、別の変数の中央値からの乖離とどの程度連動しているかを測定するもので、ゼロの場合は無相関、1の場合は完全に相関していることを示します。過去のパフォーマンスは、将来のパフォーマンスの信頼できる指標ではありません。 ポートフォリオの分散は利益を保証するものでも、損失が生じないことを保証するものでもありません。
危機時の備え
金は市場にショックが発生した際、価格の下落幅が比較的抑えられる傾向があります。米国株式(S&P500指数)が15%以上下落した局面における金のパフォーマンスを見ると、金価格は下落幅が限定的であるだけでなく、むしろ上昇しているケースも確認できます。

出所:ブルームバーグ・ファイナンスL.P.、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社。米国株式は、S&P500トータルリターン指数を使用しています。金は金のスポット価格。データ期間は1987年8月25日から2025年5月31日まで。過去のパフォーマンスは、将来のパフォーマンスの信頼できる指標ではありません。インデックスのリターンには、インカム、利益および損失のすべての項目と、配当金の再投資が反映されています。インデックスのパフォーマンスは、SSGAが運用するいかなる商品のパフォーマンスも反映していません。
長期的なリターン時の備え
金は株や債券と同様に、長期にわたってリターンを提供してきた実績があります。下図を見ていただいても分かる通り、金は世界株式、米国株式(共に円建て)と比べても競争力のあるリターンを生み出しています。

出所:ブルームバーグ・ファイナンスL.P.、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社。 データ期間は2005年6月30日から2025年5月31日まで。 米ドルはDXYドル・インデックス 、金(ドル建て)は米ドル建て金スポット価格、金(円ヘッジ)は円建て金スポット価格(為替ヘッジあり)、金(円建て)は円建て金スポット価格(為替ヘッジなし)、世界株式はMSCI ACWI(除く日本、配当込み、為替ヘッジなし・円ベース)、米国株式はS&P 500トータルリターン指数(配当込み、為替ヘッジなし・円ベース)、日本株式はTOPIX(配当込み)指数、米国債券はブルームバーグ米国総合トータルリターン指数(為替ヘッジなし・円ベース)、 日本債券はNOMURA-BPI総合、コモディティはブルームバーグ商品トータルリターン指数(為替ヘッジなし・円ベース)。 過去のパフォーマンスは、将来のパフォーマンスの信頼できる指標ではありません。インデックスのリターンには、インカム、利益および損失のすべての項目と、配当金の再投資が反映されています。インデックスのパフォーマンスは、SSGAが運用するいかなる商品のパフォーマンスも反映していません。
インフレの備え
金価格は物価に連動して変動する傾向があります。金は供給が限られているため、理論上無限に発行できる法定通貨と比べて、長期的な価値の保存に優れており、インフレに伴う通貨価値の下落に対するヘッジとして選ばれやすくなります。

出所:ブルームバーグ・ファイナンスL.P.、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社。データは1971年8月31日から2025年5月31日のLBMA午後金価格(米ドル建て)の平均月次リターンとダウ・ジョーンズ指数の平均月次リターンと米国消費者物価指数(CPI)を用いて算出しています。過去のパフォーマンスは、将来のパフォーマンスの信頼できる指標ではありません。
検証 - もしS&P500と金に均等配分したら?

2000年以降にS&P500と金を均等に投資していた場合のシミュレーションです。均等に投資した場合の収益率は同等以上、一時的な最大損失は相対的に抑えられています。
期間:2000年~2024年、出所:ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社、S&P Dow Jones Indices。過去のパフォーマンスは、将来のパフォーマンスの信頼できる指標とはなりません。
金への投資方法は?
SPDR®(スパイダー)金ETF
金ETFの世界的リーダー:米国初の現物裏付けの金ETF
GLD®
SPDR®ゴールド・シェア
世界最大1、世界で最も取引されている2
米国初の現物に裏付けられた金ETF(2004年)
経費率(費用)0.40%
規模:約 14.1 兆円
1326
SPDR®ゴールド・シェア
世界最大1、世界で最も取引されている2
米国初の現物に裏付けられた金ETF(2004年)
経費率(費用)0.40%
東証に重複上場、日本円で取引可能
規模:約 14.1 兆円
GLDM®
SPDR®ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
経費率(費用)が低い金ETF
低コストの長期投資を担う銘柄として設定(2018年)
経費率(費用)0.10%
NYSEアーカ取引所に上場
規模:約 2.1 兆円

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズはブランド名をステート・ストリート・インベストメント・マネジメントに変更いたしました。
ステート・ストリート・インベストメント・マネジメントは、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社が行う資産運用関連業務のブランド名です。
ご留意事項
投資には、元本割れリスクを含むリスクが伴います。
<SPDR®ゴールド・シェア(GLD)、SPDR®ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM)の投資にかかるリスク>これらのETFは金地金価格に連動することを目的とし、保有する金の価値はLBMA午後金価格を用いて決定されます。金ETFのリスクには、金価に連動することによる価格変動リスク、信用リスク、流動性リスク等が伴います。これらのリスク要因によりETFの価格が変動し、その結果、投資元本を損なう可能性があります。なお、金ETFの投資にかかるリスクは上記に限定されるものではありません。※その他金ETFのリスク全般に関する詳しい内容は有価証券報告書やプロスペクタス等をご確認下さい。
<その他ETFの投資にかかる一般的なリスク>一般にETFは上場廃止リスクがあり、純資産規模が縮小するなど、運用が困難になった場合や、上場取引所の上場基準に合致しなくなった場合、上場廃止となることがあります。また市場価格とETFの一口あたりの純資産額が乖離する可能性があります。※これらは主なリスクであり、ETFへの投資にかかるリスクはこれらに限定されるものではありません。
<手数料・費用>(売買手数料)取扱いの金融商品取引業者の定める売買手数料がかかります。(当ETFの信託にかかる費用) 管理会社・受託銀行に支払う報酬、マーケティング・エージェントに支払う報酬、監査費用等があり、それぞれ年率0.40%、0.10%(GLD、GLDM、2025年7月末時点)です。そのほかETFを保有する際には、それぞれ個別に定められた費用がかかります。これらの費用は、運用状況等により変動するものであり、事前に上限額を示すことができません。当ETFの運営費用は将来に渡り変更される可能性があります。※取得のお申込みに当たっては、必ず上場有価証券等書面またはその他の開示書類の内容をご確認の上、ご自身でご判断下さい。※購入のお申込や売買手数料等につきましては、当ETFを取り扱い金融商品取引業者(証券会社)までお問い合わせ下さい。
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