少ない資金で、より大きなリターンを目指せるレバレッジETF。その魅力的な仕組みと、投資する上で知っておくべきリスクについて、欧州発のETF発行会社であるLeverage Sharesがご紹介します。
ポイントまとめ
- レバレッジETFは、特定の株式や指数の1日のパフォーマンスを2倍、3倍などに連動するよう設計された上場投資信託(ETF)です。
- 以前はレバレッジ投資のために信用取引やデリバティブを活用する必要がありましたが、レバレッジETFの登場により、一般的な証券口座でも手軽にレバレッジ投資ができるようになりました。
- 最大損失が投資元本に限定されるため、元本を超える借金を負うリスクがありません。
- ただし、利益が増幅される分、損失も同様に拡大する可能性があるため、商品の仕組みを十分に理解した上で投資することが重要です。
投資をしていると、「レバレッジ(Leverage)」という言葉をよく耳にします。レバレッジとはもともと「てこ」という意味で、小さな力で大きな効果を生み出すことを指します。金融においては、少ない資金でより大きな投資効果を追求する戦略を意味します。
レバレッジETFは、テスラやエヌビディアといった特定の株式や株価指数などの原資産の1日のパフォーマンスを、決められた倍率で連動するよう設計された上場投資信託(ETF)です。例えば、原資産が1日に1%上昇すると、2倍(2x)レバレッジETFは約2%上昇し、逆に1%下落するとETFは約2%下落します。つまり、利益も損失も倍率分だけ拡大されるという点が核心です。
2000年代半ばに米国でこの商品が登場するまで、手元資金以上の大きな金額の取引にチャレンジするには、信用取引や先物・オプションといったデリバティブを活用しなければなりませんでした。これらの方法は仕組みが複雑で、相当な取引経験を要しました。しかし、レバレッジETFの登場により、一般的な証券口座ひとつで手軽にレバレッジ投資ができるようになりました。
レバレッジETFは一般の株式と同様に、米国やロンドンなど主要な証券取引所に上場されており、通常の取引時間中に自由に売買することができます。最大のメリットの一つは、投資元本を超える損失が発生しないことです。信用取引のように元本を超える負債を負うリスクがないということです。ただし、通常のETFに比べて価格の変動幅が大きいため、その分リスクも高いです。また、2日間以上離れた期間の騰落率は複利効果により2倍になりません。レバレッジ型のETFは、市場がもみ合いになった場合、基準価額が押し下げられる特徴があるという点は覚えておいてください。
リスクの具体例はこちらよりご確認ください。