ご利用環境に関すること
インターネット取引を安心してご利用いただくためには、パソコンやソフト等の利用環境の整備が非常に重要です。
オペレーティング・システム(OS)のアップグレード
ウィルス感染、不正アクセス等、パソコンに被害を与えるものの多くは、パソコンのオペレーティング・システム(以後OS)の脆弱性(セキュリティ上の弱点)を悪用しています。
これらの脆弱性に対してマイクロソフト社やアップル社等のOS提供会社では修正プログラムを配布しています。
OSをアップグレードすることにより、お使いのOSに必要なセキュリティ修正プログラムが簡単にインストールできます。セキュリティ修正プログラムをインストールすることにより、お使いのOSがウィルス等の攻撃から守られ、より安全にパソコンを利用することができます。
アップグレードの方法、および詳細な情報は、OS提供各社のWEBサイトをご確認ください。
各種ソフトウェアのアップグレード
WEBブラウザやメーラーには、時間の経過とともに、セキュリティホールと呼ばれる不具合が発見されることがあります。セキュリティホールは、プログラムの不具合や設計ミスに起因して起こるものですが、それらを修正するためのパッチ等の修正プログラムが、メーカーから配布されています。
セキュリティホールを放置していると、たとえウィルス対策ソフトを入れて、最新版のウィルス検知用データに更新していたとしても、ウィルスに感染してしまったり、ウィルス付きの電子メールを知人に自動的に送ってしまったり、悪意のあるWEBサイトを見ただけでコンピュータシステムが破壊されてしまったりすることがあります。
セキュリティホールを修正するために、修正プログラムがメーカーのWEBサイト等で配布されていますので、自分が使っているソフトウェアの製品名やメーカー名を調べたうえで、定期的に修正プログラムを適用する必要があります。
無線LANご利用時のご注意
無線LANは、有線LANのコンピュータ間のケーブルを無線に変えたもので、コンピュータを自由に持ち運びできるといった高い利便性から、一般家庭において広く使われるようになっています。しかし、無線LANは無線を利用するという性質上、機器に適切な情報セキュリティ設定を行わないままで使用すると、盗聴、情報の改ざん、踏み台にされる等の重大な被害を受けかねません。
無線LANの一般的な情報セキュリティ対策には次のようなものがあります。
- WEPによる暗号化を設定し、かつ暗号化鍵を定期的に変更する
- MACアドレスによるフィルタリングを設定する
- 外部の人にSSIDを簡単に分からないように設定する
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- 推測しにくいIDにする、SSIDを見えなくするためのステルス機能を利用する等
機器のマニュアル等をよくお読みのうえ、できるだけ万全のセキュリティ対策機能を導入するようにしてください。
アンチウィルスソフトの利用
ウィルスを駆除するためには、コンピュータ(パソコンやスマートフォン等)にウィルス対策ソフトを導入する必要があります。
ウィルス対策ソフトは、ワクチンソフト、アンチウィルスソフトと呼ばれることもあります。一般的に、ウィルス対策ソフトはコンピュータの電源がオンであるときには常に起動した状態になり、外部から受取るデータを常時監視することで、インターネットやLAN、フロッピーディスク等からコンピュータがウィルスに感染することを防ぎます。
また、逆に電子メール等で外部に送信するデータにウィルスが含まれていないこともチェックしてくれます。コンピュータがウィルスに感染してしまった場合には、コンピュータからウィルスを除去する機能も持っています。
ただし、ウィルス対策ソフトは、今までのウィルスに対応するウィルス検知用データからウィルスを見つけ出す仕組みになっているため、新しいウィルスは検知できないことがあります。そのため、ウィルス検知用データはいつでも最新のものに更新しておかなければなりません。
最新のウィルス検知用データはインターネット等で配布されていますので、ウィルス対策ソフトのマニュアルやヘルプ、メーカーのWEBサイト等で確認してみましょう。
なお、当社では、製品の不具合等につきましては一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。