次は、信用売りの場合の株式とお金の流れです。保証金は、買いの場合と同じく、62万円が差入れられている設定としています。 それでは、投資家がこの保証金を最大限に生かして200万円の信用売りを行った例で、見ていきましょう。

  • 手数料、諸経費は考慮していません。

信用売

まず、この投資家から(1)のように、「200万円の株を1株売る」という信用売りの注文が出たとしましょう。証券会社は(3)のように株式市場にこの注文を取り次ぎます。(1)から(3)へと番号が飛んでいますが、これは信用買いの事例と同様で(2)に証券金融会社の存在が出てくるからです。信用売り注文が約定した時には、ほとんどの場合、証券会社は証券金融会社から株式を借り、投資家に又貸しすることになります。信用買いの場合は、投資家から「という銘柄を買いたい」という注文があっても、証券会社自らがお金を貸す自己融資である程度対応できます。ところが、信用売りの場合は、投資家に「という銘柄を売りたい」と言われても、証券会社がその株式を予め用意しておくことは難しいため、ほとんどのケースで証券会社は証券金融会社を使って、投資家に株式を又貸しすることになります。

松井証券の無期限信用取引一日信用取引では、(2)のように証券金融会社で株式を借りることなく、自社で株式の調達を行っています。そのため銘柄を限定して、貸出しできないことがないようにリスク管理をしています。

さて、信用売り注文が約定すると、証券会社は買い手に(3)のように1株の株式を渡し、同時に(4)のように200万円の現金を受け取ります。しかし、この現金もまた投資家の手元には来ません。証券会社が自己融資をしている時には証券会社に、証券会社が証券金融会社から株式を借りて、又貸ししている時には(5)のように証券金融会社に、決済されるまで担保として預けられることになります。

【貸借銘柄について】

制度信用銘柄のうち、証券会社が証券金融会社から資金および株式を借入れることを取引所から認められている銘柄を「貸借銘柄」と呼び、「売り」から入ることができます。
なお、証券会社は信用取引の売りに対しては、ほとんどの場合、貸借銘柄でなければ対応できませんが、無期限信用取引と一日信用取引では、松井証券が指定した銘柄の売りができます。

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